さて、みなさん(╹◡╹)
ふじゆ~な毎日が、えんえんつづく中、かなしい気持ちになったり落ちこんだりなんてことありませんか?
つらいですよね、そ~ゆ~ときって。・°°・(>_<)・°°・。
タナカセンセェもドツボにはまってた時があったんですって。
お若いとき。
でも、とあるできごとがきっかけで元気になることができたんですってよ(=^ェ^=)
本日は、そんなお話をしてくださるそうです( ^ω^ )
さあ、それでは本日もえんえん語っていただきましょ~!
題して、『元気になった話!』
きっと、会議に出る女性たちよりはるかに長くなると思いますのでごちゅ~いくださいねえ~~♡♥♡♥
チェッ!
「会議が長くなる」イコール「話が長い」、「よくしゃべる」…
つまり話が長い等云々っての、世間様からは蔑視される習性ってことなのね…
でもさ、それって「話の長い人間差別」、「話の長い人間蔑視」ってことになるんじゃねえの?
話の長いオレとしちゃ、ここんとこずっと肩身の狭い思い…
っていうより精神的に追い込まれて人生に絶望(ウソ)しちゃってんだけど、どうしてくれんのよ、も~!
ハッハッハッ、まっ、いっか!
そんなことは、ど~でも…
さてと、それじゃ本題の『元気になった話!』といきますか。
■生きる価値すらねえ
え~っとさ、オレと直接関わったことのある人なら知ってる人も多いと思うんだけど、オレ、話が長いのと同時に超ネガテイブ人間なのね。
物事、なんでも悲観的に考え、すぐ真っ暗になっちまってなかなか回復しねえの。
現に今だって、
「オレが会話に混ざると、たしかにいつも時間が長引くもんなあ…」
って、クヨクヨしてるくらいなんだからさ…(ウソ)
10代の後半くらいからずっとそんな性格。
でね、話は一気に進めるけど、25~26歳くらいの頃かな…
もう明確には覚えてないんだけど、普段以上に相当落ち込んで時があったのよ。
その頃って、たしかプロにもなれず無職が続き、おまけに車券ははずれっぱなし…
何をやっても結果が出せずで、そのうち自分のことをこんな風に思うようになっちまったの。
(オレって、この世で一番ダメな人間だな…)
(生きる価値すらねえ…)
毎日のように通ってた競輪場からも足が遠のいてたくらい…
(実は、やられっぱなしで金が無くなっちまってたからなんだけど)
ほんで、なんでだったか完全に忘れたけど、それでもある日、鬱々状態のまま足が遠のいてた競輪場に足を向けてたの。
いくらか工面できたからなのかな?
でも、そんな時って車券買いたいって心境でもないだろうし、やっぱり家の中に居たくないってのと他に行くとこがなかったってとこなのかな…
■鬱にピッタリ!京王閣
さあ、その時行った場所は京王閣!
お若いファンの方々はビックリするかもしれないけど、当時の京王閣は「日本一汚い競輪場」の異名を持つ、本当に小汚い場だったのね。
初めて京王閣に入った時、こう思ったくらいだったもん。
(終戦直後の街中の状態って、こんな感じだったのかな…)
世代的には戦争も戦後もほぼ知らないんだけど、ボロボロでゴミやホコリが溜まった薄暗い建物の中で、薄汚い格好(オレも含めてだけど)のおっさんやジイさんがひしめいててサツマイモとか背中丸めて食っててさ…
凄まじいとこ来ちゃったなって本当に感激したよ。
ただ、あの廃墟っぽさがなぜかオレは気に入っちゃって、このまま永久保存できねえだろうかって本気で思ったりしてたかな。
今は、すっかりキレイになっちゃたんで本当に寂しい限りだけど…
あっ、でも、ひょっとしたら、そんな場所だったからその時の自身の心境にピッタリってことで足が向いちゃったのかもね。
■上をみずに下?をみる
さて、鬱々状態で電車から降り、京王閣の正門へ…
くぐる前か、くぐった後かも覚えてないんだけど、なんかものすごいモノ?が目に入ったのよ。
たぶんまだ昼頃だったと思うんだけど、地面に人が何人も転がってんの。
ゴロゴロと…
(なに?こいつら…)
最終レースの後ってんならまだしも、まだレースが相当残ってる頃でしょ。
もちろん、どいつもこいつも小汚い身なりのやつらばっかで…
(オレもだけどね)
天気の良かった日だったような記憶があるので、ひょっとしたら日向ぼっこみたいな理由で転がってたのかもしんないけど、それにしても大の大人(全員男)が何人も、真昼間っからさ…
今の時代は、こういう事言うとまた「差別」だの「蔑視」「偏見」だのって怒られるのかもしれないけどご勘弁ね。
平日が休みの人や、夜勤の人だっているわけだから、真昼間の競輪場で転がってたって非難されるいわれはないってのは、オレだってわかってはいるよ。
でもさ、みんな、どこのどいつか知らないし、あくまでもその瞬間目にした姿にしか感想なんて持てないじゃん。
■おかげで元気いっぱいに
ほんでもね、だからってその時、別に悪感情を抱いたってわけではないのよ。
まるで逆。
そんな光景を目にした瞬間、オレの鬱々とした気持ちは一気に吹き飛んでっちまったんだから。
「オレより下がいた!」
ってね!
いやも~、喜びと感動で胸いっぱいになったかな。
真っ暗だった日常が、いきなり薔薇色に輝いたように感じたもん。
自分がこの世で一番ダメだと思ってたのに、いきなりもっと下と思える人間が目の前に現れてくれたんだぜ。
それも何人も…
(もちろん、その時たまたま転がってただけで普段はとっても立派な方達なのかもしれないけど)
で、失礼ながらこう思ったね。
(こいつらに比べりゃオレの方が、まだなんぼかマシだ!)
(もう一回がんばろう!)
人を差別したり見下すような気持ちを持つのはよろしくないってことはもちろん承知してるんだけど仕方ねえじゃん。
その時は本当にそう感じちまったんだから。
口に出して言ってるわけじゃねえしさ。
(今、口にしちゃってるけど35年くらい前の話だから時効にしといて)
で、その後本当にがんばれちゃったからね。
ちゃんと『ギャンブルレーサー 』描いて税金だって納めたでしょ!
(実際には、この時の事が『ギャンブルレーサー 』描く直接のきっかけってわけじゃないんだけどね…)
本当にも~、競輪や競輪やってる皆様方には若き頃より大変お世話になってる私です。
ってなことで私の話は、ハイ、おしまい!
『元気になった話』なんて銘打った割にはなんかレベルの低い話になっちゃったかな?
まっ、勘弁してちょ!
う~ん…
たしかに共感も感動もしづらいお話ではございました…
でも、センセェも若いころはやっぱりそれなりに落ちこんでたんですね。
あの頃って、自分より高いところばっかり見てたり、比較しても仕方のないようなことを考えて焦っちゃってたのかな。
まずは、今、自分がいるポジションの中でがんばることに集中できりゃ上出来なんだよね。
たぶん…
それにしても落ちこんでるときって、何にはげまされるかってわかんないもんですね(笑)
ホントだよね~。
まさか京王閣で転がってるオッサン達に元気もらえるなんて思わなかったもん。
遅まきながらその時の方々には、お礼を申し上げたいね。
もし現在ご存命なら75歳から90歳あたりなのかな?
皆様お元気だといいな。
そうですね。
でも、あたしからはお礼より、当時おコロがりになっていらしたお客さまたちに対して失礼な記事アップしたことを心よりおわび申しあげたいです。