105話B面『己の精神レベルについて考える(笑)』

う~~…
きょ~もムシあついなあ~…
そういえばタナカセンセェは、去年電気代ケチって熱中~症でたおれてるんだよね?
今年はケチっちゃだめですよ

ハッハッハッ
もちろん、今年は十分注意するよ

去年、いきなりクラっときて倒れたときは本当にあせったもん
それまで、そんな経験なかったからね

今年の夏も猛~暑って予想されてるみたいだし、本当に注意してよ!

突然の訪問者

まあ 今さらだけど、ぶっ倒れを経験しちゃうなんて、肉体の方は着々と衰えていってるってことなんだろうね。

たださ、以前から度々話しているけど、不思議なことにそれでも精神レベルってのはなぜか若い時のまま、ほとんど変化がないんだよね。

そういや先日だって こんなことがあったもん。

60代後半の知人がオレん家に立ち寄って下さったんだけど、オレもその方も やっぱり若いときのノリそのままだったような気がすんの。

晩飯作って、さあ食おうとした瞬間だったんだけど、突如携帯が鳴ったのね。

「今、〇〇にいるんだけど、これから寄っていい?」

以前、ものすご~くお世話になった方なんだけど、最近は結構ご無沙汰してて、今は電話で年に数回話す程度。
下手すりゃ2年くらいは会ってなかったかもって感じだったのかな。

だから、ちょっと驚いちゃったのと同時に部屋も散らかってたんで一瞬はあせったのよ。
でも

(まあいいや、男同士だし…)

ってことで

「OKです!」

と即返事。

特に用事はないんだけど…

さて、到着して話を聞くと、前日、その方が別の方と電話で話をしていて たまたまオレの話が出たんだって。
んで、会いたくなって会いに来た。

ただそれだけのことだったらしいんだけど、こういうのって まさに若いときの行動パターンって感じしない?
「無計画かつ思いつくまま」ってやつ…

お互い

(会いたいな)
(会えるなら嬉しいな)

ってくらいの感情しか頭にないから、他の理屈はどうでもよくなっちゃうんだよね…

というわけで、さて、お見えになったのは夕方6時過ぎた頃だったのかな…

久しぶりって事もあって話はメチャクチャはずんだね。
あ~ゆ~ことや、こ~ゆ~ことや…

いつものことだけど…

 

でもさ、ふと時計を見たら なんと深夜1時。

(あっちゃ~、いけねえ!)

とは思ったけど、こういうことも昔からしょっちゅう。

とにかく、オレとしちゃあすごく楽しいんで、だったらべつに朝までだっていいやって気分にもなっちゃっててさ…
次の日のことなんて、今更どうでもいいし…
(まさに、行き当たりばったり、かつ い〜かげん)

それに、相手の方だって今さらカアちゃんに気を使うような歳でもないでしょ…

というより、その方の家にはオレも泊まりに行ったこともあるくらいなんで、おカミさんの性格も多少は知ってたからね。

…と思ってたら、その方は

「やばい!」

と言って、あわててお帰りになられたの。

まあたしかに、序列としてはおカミさんのほうが上って家庭の人ではあったんで、まだその習性が抜けてなかったのかな(笑)

ちなみに同居人がいた頃のオレの場合は、こう。

「ちょっと知り合いんとこ行ってくっからよ。早く帰ってくっから…」

と、真っ昼間から出かけていって、帰りは次の日の昼頃…
なんてのが常…

まあ、めったに外出できないからってのもあったんだけどね…

肉体と精神は別モノ?

でね、お見送りしながら最初に触れたようなことを、改めて思ったわけ。

(あいかわらず精神年齢は変われてねえな…)

って…

今回のこういうのだって、高校生くらいの頃、行き当たりばったりで誰かの家に遊びに行って そのまま時間忘れて くっちゃべって

「やべえ、母ちゃんに怒られる!」

ってのとまさに一緒(笑)

間違いなく年齢と肉体は老人となっているのに、結局今も こんな風なままなんだよな…

会話の内容だって毎度のことながら、自分が若い頃イメージしていた「年配の人同士らしい」ってもんじゃなかったし…(笑)

ひょっとして精神レベルってのは、肉体と違って どれだけ歳を重ねても不偏ってことなのかね?
それとも、オレやオレの周辺にいる人たちだけが特別なんだろうか…

精神的にも行動的にも、大人になるって難しいもんなんだね。

まあ、
「三つ子の魂百まで」
ともゆ~しさ…(笑)

まあ、そのフレーズが意味合い的に合うのかどうかはわかんないけど、少なくともオレの精神レベルってのはいくつになっても驚くくらい変われてないんだよね(笑)

ところでさ、年配者同~士とは思えない会話って たとえばどんな内容?

競輪でいくらやられちゃったとか、どこそこで女の子にふられちゃったとか…
みたいな?

ハッハッハッ
さすがに、それはないな(汗)
相手は、お孫さんまでいる人間だよ
たしかにバカ話ばっかではあったけどさ…

あっ、でも待てよ!
ほんの少しなら年寄りらしい会話もあったかな…

たとえばこんな言葉に共感し合えるのって年寄りならではだと思わない?
「人間は誰しも、何事にも初心者」
「体験しミスをすることで物事を知り、ミスを重ねることで成長する」

あわてて ごまかそ〜として…
でも それって、やっぱりソンした話とふられた話をしてたってことじゃん(笑)

ハッハッハッ
バレたか

はい!
とゆ~わけで、今回は あまり ながくならないうちに、そろそろおひらきにしたいと思います。
奥さまがいらっしゃる方、センセェん家にいくときはくれぐれも帰りの時間に気をつけてくださいね。
「でわ!」

あたりイラスト

 

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