113話B面『心優しき男の大偉業!』

さんむ~い2月におこなわれた『第40回全日本選抜競輪』で、脇本雄太選手(94期・福井)がみごと優勝!
そして、全冠制覇を達成しました!
今後もどんどんタイトル数つみかさねて、競輪史に大きく名をのこす存在になっていただきたいですね

本当に、見事な優勝
そして大偉業の達成だったよね

あと、個人的にふと感じたのは、競輪界も柔和な顔立ちの人間が大活躍する時代になったんだなあってこと

とゆ〜と?

だってさ、今まで大偉業を成し遂げてきた選手たちを思い浮かべてごらんよ
皆さん、威圧感だったり、結構迫力のある顔なさってたと思わない?

でもさ、脇本選手って、優しい顔立ちの どこにでもいるようなお兄さんって雰囲気じゃん
もちろん、王者としての風格や貫禄はあるんだけど、威圧感を感じるってとこまではいかないもんね

まあ、言われてみれば…
むかしの選手はイケメン系でも、いかつい感じはあったもんね…

今までの大物のイメージって、ずっと そういう感じだったけど、これからは どこにでもいるようなおとなしい顔立ちの人間が当たり前のように大仕事をする時代になったってことだよね

これも、一つの進化ってことかな(笑)

でも、あたしは いかつい系もけっこう好きなんだけどね

たとえば?

ナイショ!(笑)

 

「捲り」と思ったら…

さて、脇本選手に関して、もう少々。

今回の決勝戦観て感じたのは、脇本選手って顔立ちだけでなく性格的にも優しいタイプなのかもってこと。

【第40回全日本選抜優勝戦】
① 古性 優作 (100期) 大阪 ⑦
② 吉田 拓矢 (107期) 茨城 ④
③ 深谷 知広 (  96期) 静岡 ③
④ 南  修二 (  88期) 大阪 ⑥
⑤ 眞杉  匠 (113期) 栃木 ⑨ H・B
⑥ 村田 雅一 (  90期) 兵庫 ⑤
⑦ 寺崎 浩平 (117期) 福井 ❷
⑧ 三谷 将太 (  92期) 奈良 ⑧
⑨ 脇本 雄太 (  94期) 福井 ❶

決まり手 差しー捲り

最終2角、目標にしている寺崎選手が捲りを放ち、脇本選手が続くんだけど、オレの目にはバック過ぎから脇本選手が寺崎選手の上をさらに捲って出たように見えたのね。

だけど、その後イマイチ車の伸びが悪いので

(あれ!?  大丈夫かな…)

って、一瞬思ったんだけど、4角過ぎからグ~ンと伸びて、最終的には余裕のゴール。

でね、決まり手に関して、オレは単純に脇本選手の「捲り」勝ちって思ったのよ。
バック過ぎから、ずっと外々踏んでるって印象が残ってたから…

だけどさ、レース後の発表では「差し」ってなってんの。

(おや?)

っと思ったので、ダイジェストを改めて見直してみたんだ。

まず、仲間を優先

そしたらさ、捲って出たように見えた脇本選手だったんだけど、最終3角から2センター、寺崎選手も失速せず懸命に前に迫って行ってる状態だったせいか、その外側まわりながら交わさないよう我慢しているようにも見えたのよ。

通常の形態とは ちょい違うけど、俗に言う「前残し」ってのをやってるように…

なるほど、これなら「差し」って決まり手がつくのも納得、納得。

もちろん、これ、あくまでもオレにはこう見えたって話だから、実際の判定理由も脇本選手の腹のうちもわかんないよ。

でもさ、最後の直線でのスピード具合をみると脚に十分余裕があったように見えるし、なんか そんな感じがしちゃうんだよね。

で、そういう風に考えると、改めて思っちゃうわけ。

(脇本選手ってすげえなあ…!)
(なんて心優しい人間なんだろう…)※もちろん、良い意味で

だってさ、仮にもグランドスラムって大記録がかかったレースでそのチャンスがかなり見えてきた状況で、それでも先に後輩の前残しを考えてるんだもん。

あれ、確実に勝利を手に入れようとするなら、前残しなんて考えず一気に捲って行っちゃった方がベストでしょ。
最後に見せた、あの脚具合から言って…

というより、あの最後のセンター部で、内の人間交わさないように我慢続けている方がよっぽど脚使って危険なんじゃない?

もちろん、後ろまわる以上は最後まで「前」の援護ってのが責任ではあるんだけど、こういう状況の中でも それをキッチリ果たそうとする脇本選手は素晴らしいよね。

あと、脚の調子も、あれが出来ちゃうくらいに良かったって事なんだろうけど…

というわけで、結果も、寺崎選手の「捲り残り」2着で見事ワンツー。

脇本選手、本当に本当にお見事な優勝でした!

 

トップ選手が仲間たちをだいじにする地区って、やっぱりふんいきもい~し強くなるよね
これからの福井県、ますます盛りあがるんじゃない

たださ、繰り返しになるけど、今話たことは あくまでもオレがそう感じたってだけの話だからね

実は脇本選手、あの最終3角、寺崎選手のことなんて これっぽっちも頭になく単に出足のかかり具合がイマイチだったって可能性もないわけじゃないないし…(笑)
あるいは、この先まだまだ寺崎選手を利用するため嫌われないように、あえて援護のマネごとをしてたとかさ…(笑)

関センセェじゃあるまいし!(笑)

脇本せんしゅは、仲間思いで、心やさしき大選手って判断でまちがいないです!

もちろん、オレも そう思ってるって!
ハッハッハッ

はい!
とゆ~わけで、こんかいもオッシマイ!
「でわ!」

 

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