107話 高橋広大『こ~ゆ~とき人間は…』

ホイ、みなさま!
日常を あたりまえに過ごしていても、時として あたりまえじゃない出来事に遭~遇することってありますよね。
今回、ご登~場~の高橋せんしゅは、そ~ゆ~時って こんなふ~になっちゃうそ~です…

高橋広大マンガ

高橋広大マンガ

 

西武園OB 関優勝(37期)

気合は入る

「突発的事態」ったって、そりゃまあ色々あるわな…

競走中、肝心なところで目標がいきなり落っこっちまったとか、あと滅多にねえけど、番組決まって目標予定にした人間が、まさに突発的事態で当日欠なんて場合、目もあてらんねえもんなあ…

でも不思議なもんで、そういう時って「なんとかせにゃあ…」って意識が働くせいか普段より気合が入るってのは あったかもしれねえ…

ただ、カラ回りに終わるってことの方が圧倒的だったけどよ…

ところで、あたり!

おまえも、ずいぶんと失礼な物言いを堂々とするようになってきたじゃねえか。
ベテラン、かつマーク巧者としての地位を上げてる高橋に対して

「優出することが突発的事態、あたり前じゃない出来事…」

って…

たとえ事実であったとしても(笑)、言われる方の身にもなってみろよ…

技術力が高い証

まあ、あいつもオレと似たタイプで、最終日は早くお帰りしてえって派なんだよ。
地元戦の時なんて、その後すぐ雀荘やパチンコ屋に直行できんだからさ…

きっと、あいつにも客どもには言えねえ密かな趣味でも あんだろうな…{笑)

まっ、これは冗談だけど、今の時代のマーク屋ってオレらの時代と違って着まとめるのは本当大変だと思うんだ。
S級でも7車立てなんて、まさに自力屋のための競輪になっちまってるもんな。

昔なら序盤から中盤、普通にあったマーク屋の並び争いや位置争いみたいなもんも、ほぼ無くなっちまったってくらい勝敗を左右するのは自身も含めて機動力が主。

一番強いマーク屋に本命がつくって競輪から、一番強い先行屋が本命って風に変わっちまった…

でもよ、そういう視点で高橋の成績を眺めてみるとなかなかのもんなんだよな。

3着が多いってのは、簡単に潰れない脚と、流れだとかコースの見極めを上手にこなしてるってことの証だと思うしよ。

客にとっても信頼しやすいマーク屋の一人って言えんじゃねえかな。

まあ、あたり前じゃない事態になった時の対応力もさらに磨きをかけてくれれば文句なしってとこか(笑)

高橋選手にたいする失礼な発言
たいへん反省しました

ハッハッハッ
まっ、突発的事態を どんどん増やしていけるようにがんばるよ!

がんばって!

 

新井剛央

まだまだ伸びる!

高橋選手は元々福島にある大谷道場という選手養成所出身で以前は福島登録でした。

埼玉に移籍して初めは街道中心の練習でしたが、西武園競輪場に足を運んで平原選手達と一緒に厳しい練習に励んでいます。

適性出身なので身体のポテンシャルはすごいですよ。
見た目はそこまで大きくありませんが、ベンチプレスは130キロ以上挙げると聞いたことあります。

最近では成績も安定してきているイメージで、今期の競走得点100点オーバーしていますね。

追い込みとして板もついてきていますし、まだまだ伸び代が沢山ある選手だと思いますので、これからの高橋広大選手に期待してもらいたいですね。

 

白岩大助

熱心さに脱帽

高橋選手と言えばやはり決断力と行動力がしっかりしている選手というイメージが強いですね。

元々、長野県出身の高橋選手ですが競輪選手になりたくて自分で調べ、自転車未経験でありながら自らのフィジカルの強さに可能性を賭け、見事その夢を福島で掴みました。

その後、縁があった同期の中田健太選手のグループで自転島の扱い、追走技術を学ぶために埼玉に移籍、街道練習で着実に力を付けました。

そして高いスピードが求められるように現代競輪になってからは更なるレベルアップを測るため、今はバンク練習をメインとして平原選手や宿口選手たちと共に西武園でスピード練習をメインにやっています。

記念などではその平原選手の後ろを何度も回る事も増え、彼のここまでの決断力と行動力は着実に自身を成長させて来ました。
性格的にも優しく先輩たちに可愛がられるタイプです。

この先S1昇進とS級優勝、それも近いうちに実現してくれると思います。

更なる飛躍を期待しています。

 

B面はこちら

107話B面『猛暑の夏に思う…』

さて、オールスター競輪も終わり、今年の夏も一気に後半戦へと突入です。
といいつつ、この猛〜暑が収まりつつある気配は まだありません。
7月の平均気温は統計を取り始めて以降、2年連続で過去最高を記録したんだそうです。
8月はどうなるんでしょう?
秋がくるまで、なんとか耐えぬかなきゃですね…

イラスト

センセェ、今年もおたがい、このアツさによく耐えてきましたよねえ…
確認だけど、生きてる?

生きてるよ!
こうして返事もちゃんと返せてるでしょ(笑)

でも、今の気温レベルって、オレの子供の頃よりたしかに上がっているって感じがするね
昔は真夏ったって、ここまで暑さに苦労しなかったような気がするし…
ずっと東京だったけど、実家ににエアコン自体がそもそも無かったもん

そうなの!?

ほとんど覚えてないけど、実家にエアコンが入ったのって ひょっとしたら高校生になったぐらいの頃だったかもしれないし…
とにかく、その程度のもんだったような気もすんの

マンガ家としてデビューした時、そのまま一年間くらい実家で世話になってたんだけど、自分の部屋にエアコンなんて もちろん無かったからね
でも、日当たりの良い部屋に毎日こもる生活だと さすがにヘロヘロになって、秋口にエアコン入れたってのは覚えてる

なんで秋口までがまんしてたの?

最初のうちは気合と根性、あとは扇風機だけで我慢できると思ってたのよ
真夏に対する認識って、当時は本当にその程度のもんだったから…

イラスト

原稿料を頂けるようになってたとはいえ、デビューしたばかりでしょ
そんな身分で贅沢!
っちゅう思いも少なからずあったし…

前年なんて年収10万ってくらいの人間だったんだからさ(笑)
たしか26歳の年…
(ギャンブルレーサーの持ち込み原稿作った年)

ひえ~、めちゃくちゃロ~スペック男子だったんだね(笑)

そりゃ~、もう!
その頃は、例えば街歩いててテイッシュ配りの人に遭遇しても、オレだけスルーされるってことが度々あったくらい誰にも相手にされてなかったからね(笑)
まっ、そんなことは どうでもいいけど…(笑)

よっぽど独特のオーラ発散してたんじゃないの?(笑)

あ~、その昔 オケラ街道歩いている人たちが醸(かも)し出してたたようなオーラね(笑)

イラスト

毎日、行楽地?

さて、話を ちょい変えるけど、前回、お盆過ぎに出かけるって話したでしょ。
でも、今現在 まだ8月の上旬なのね。

ってことで、実際は『オールスター競輪』も始まってないし ほとんど家の中で過ごしているって状態。

それでもさ、一応『西武園ゆうえんち』のお隣さんって身じゃん。
ってことで、この時期は集まってくる家族連れだの若者グループだのの姿を窓越しに眺めていられるから、無理やりではあるけど行楽地に滞在しているような気分にはなれているのよね。

いっときより かなりレベル落ちしたとはいえ花火も見られるし、日中はBGMも流れてくるしさ…
(個人的に今年の曲のパターンは残念に感じてるけど)

イラスト

そんな訳だから特に寂しくはないし、逆に贅沢しているような気分にもなってるかな。

セルフサービスなのが面倒くさいってだけで毎日無料でペンション…
っつうか、民宿暮らししてるようなもんだからさ。

センセェ…
まけおしみを語るレベルはかなり上がってきたじゃん(笑)

「あ~幸せ!」って思っとこ…

べつに負け惜しみだとは思ってないよ。
本当に(笑)

日当たりの悪い、狭く薄暗い部屋に毎日…
ってんじゃ多少鬱にもなるかもしれないけど、一応眺められる景色はあるし、ベランダにテーブル出して飲んだり食ったりってのもできるんだもん。

見慣れた景色だから感動が薄れてるってだけで、自宅で外を眺められる環境にいるってのは、やっぱ恵まれてるんだって思えるよ。
玄関開けて4~5分も歩いたら湖や森だってあんだからさ…
(ここ数年、その4~5分を面倒くさがってはいるけど…)

イラスト

んじゃあ、わざわざお盆すぎにおでかけしなくてもい~んじゃない
交通費や宿泊費だってかかるんだし(笑)

それはそれ!
見慣れない風景を たまに見るのもいいもんだしさ

見なれない風~景か…
たしかに け~りん場~で超満員のスタンドとか見れたりしたら、思いっきり感動できちゃうもんね(笑)

そういう例えは不適切だと思うけどね(笑)

イラスト

とゆ~わけで、今回はおしまいです。
ところでオールスター、だれが優~勝~したんですかねえ~…(笑)
「でわ!」

【追記】

第67回オールスターは、古性優作選手(100期・大阪)の優勝!
今年の夏は強烈な猛暑に加え、地震に台風…
集中豪雨…
競輪界も若手の台頭で、何が起こるかわからないような状況…
でも、最後は横綱がキッチリ締めるという形になって、なんかホッとした気分

日常生活の方も平穏な状態が少しでも戻ってきてくれるといいんだけどね

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