109話 高橋泰裕『まだまだフレッシュ!』

みなさま、今回のご登場~は笑顔がとってもかわい~~、高橋せんしゅでございます。
でも、そんな高橋せんしゅの笑顔が、あのオヤジのせ~で…
まったく、いつもいつも…

高橋泰裕

高橋泰裕

 

西武園OB 関優勝(37期)

都合よく解釈すりゃいいんだよな

高橋は陸上競技出身ってことだけど、競輪デビューは遅めだから歳いってからの転向組なのかな?

まあ、今は珍しいパターンでもないし、だからどうってことでもねえんだけど、ついつい あるセリフを思い出しちまうんだ。

オレの記憶じゃ、発信者はたしか中野さん(浩一/35期・OB)だったと思うけど、歳いってからだったか、自転車競技歴無しだったかの転向で心配している後輩にこんな感じの声かけたみてえなのよ…

「その分、エンジンは新品じゃねえか!」

こっちも思わず

「なるほど…」(笑)

まあ陸上競技だと使うエンジンはかなり近いとは思うけど 、こういう風に考えるだけで多少 心にゆとりが生まれるもんな。

高橋の場合だと、自転車に来る前の段階でエンジンのクセはほぼ掴めているってことになるのかな。
つまり自転車歴は短くても、あとは「チューンアップだけ」ってとこまでショートカットしてでのデビューだから、それほどのマイナスはねえってことだ。

となりゃあ、40って年齢は関係なし。
競輪選手としての若々しい競走は、これからも当然期待させてもらうからよ。

でもさ、高橋選手ってお顔のふんいきは40代って感じではないよね
もちろん、い~意味でだけど…

う~ん、たしかにそうかもな…
「てめえは前だろ!」
って言いたくなっちゃうような童顔っぽさがなんとなくあるもんな(笑)

だよね♡

 

新井剛央

こんなもんじゃない真の力

高橋君は元々陸上上がりの選手で、そのバネを活かしたダッシュ力はとてつもないものがあります。

自分が街道練習をメインにやっていた頃、池田勇人(90期)君と一緒にグループ練習をよくしていました。
そしてよくちぎられました、、、笑

何年も一緒に練習していたのでよくわかるのですが、彼のポテンシャルがレースで発揮出来ればもっともっと上で活躍出来る選手です。

ダッシュを活かしたレース組み立て、いまは自力と言うよりは人の後ろを回ることの方が多くなりましたが、しっかりと番手の仕事もこなせる選手ですよ。
高橋君ももう40歳になって、ベテランと言われる域ですが、まだまだこれからも上目指して頑張ってもらいたいです。

 

白岩大助

忘れられないエピソード

高橋選手は選手になるまで試験を多数受けて、ようやく競輪選手への道を掴んだ苦労人です。

普段、競輪選手を目指すアマチュア選手たちが所属する愛好会の記録会ではタイムが出るのに本番の試験になると、なかなかタイムが出ませんでした。

同じ練習グループではありませんでしたが、家が近かったのと超が付くほど真面目で律儀な好青年だったので、とても気にかけていました。

ある時、ペダリングのスキルが上がるようにと、楕円形のギアが付いたロードレーサーを貸したのですが、返却してくれる時にハンドルのバーテープ、エンドキャップ、タイヤを新品に交換してくれていました。

そんなに劣化するわけでも無いのにわざわざですよ!
アマチュア選手なのにですよ!

だからこそ気にかかる

それからは後輩ではありますが、もう人間的に彼を尊敬しています。

選手としては副支部長のいうように凄いダッシュを持っていますが、それがレースになかなか反映されていないのが歯痒いところ。
それは本人が一番感じているところだと思いますが、性格の優しさも影響しているのだと思います。

ここ数年はA級とS級を行ったり来たりする事が多いですが、しっかりS級に定着するために自分の武器をさらに磨いてもっとシビアな走りを期待したいと思います!

 

 

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108話 和田禎嗣『すべっても ころんでも!』

みなさま、ごきげんいかがですか?
えっ、車券が はずれっぱなしで落ちこんでる?
あのさ~、今回ご登場~の和田選手なんてレースで大ケガしても、いつもめげずにがんばってるんですよ。
「はずれたくらいが何なのさ!」

和田禎嗣マンガ

和田禎嗣マンガ

 

西武園OB 関優勝(37期)

ケガってのは大変だよな…

以前、ネットで読んだ記事によると、和田は今年2月に落車して、上半身かなりの箇所を骨折したんだそうだ。

なのに、3ヶ月チョイで復帰ってんだろ。
大したもんだと思うぜ。

そんな状況だったと知ったうえで、今の成績ながめると、なかなかのもんって言ってもいいんじゃねえのかな。
相当、がんばってるんだろうな…

でも、逆に言えばケガが無けりゃ優勝戦線走っててもおかしくねえってことだから、やっぱ不運は不運ってとこか…

まっ、それでも明るく元気に日々の労働に励んでるんだからオレ達も応援してやらんとよ。

「和田! スケート出身らしいけど滑るのはほどほどにな!」

オレ同様、頭の方も本当に滑りやすそうだけどさ、ハッハッハッ!

「すべる」
って、い~意味で言ってんならい~けど、わるい意味だとスケート選手時代も すべってころんでばっかだったってふ~に聞こえちゃうよ

ヘアスタイルだってさ、あたしは けっこ~似合ってると思うけどね!
元がやさしい顔立ちのせいか、バランスがい~じゃん

う~せ~な~!
頭の方はさておき、スケートなら「華麗に滑る」って意味合いの方が強いだろ!
けど、競輪は、いついかなる時も滑らねえほうがいいって話!

あっ、そっ!
なら、い~けどさ…

あっ、そうそう!
ねんのためですけど和田選手、スケートといってもフィギュアじゃないですからね
スピードスケートの ほ~ですよ

おまえよ~
あんな顔なんだぞ!
フィギュアなんて想像するトンマがいるか!

ハッハッハッ
すいません
こんな顔で…

たいじょうぶ!
丸ボーズヘアが好きな女性ってけっこ~多いですよ♡

おりゃあ大キライだけどな!

そりゃあ そ~でしょ~ね!
何ごとも、つねにボーズでおわってる人じゃさ(笑)

 

新井剛央

再び上に!

和田選手は、元々北海道出身で、中学高校とスピードスケートの選手でした。
全国大会で優勝するなど輝かしい戦歴の持ち主です。

競輪選手になってからもキレのある捲りで上位競走でも活躍出来る選手です。
少し大きい怪我が多く、その度に長期欠場を余儀なくされていますが、脚自体は充分S級でも活躍出来ると思います。

余談ですが、趣味が釣りでよく色々なところに行くそうです。
彼の凄いところは釣って終わりではなく、料理がとても上手だそうで、普段家族や知人を呼んでパーティをしたり、普段の食事も作っているそうです。

全く出来ないから私から言わせてもらえばとてもよく出来たお父さんですね笑

 

白岩大助

バンクの外では長距離型

和田選手は副支部長が経歴を説明してくれてますが、スピードスケートのエリート選手でした。

しかしスケートに限界を感じ将来を考えた時、既に競輪界で活躍していた従兄弟である藤田竜矢選手(88期・埼玉)を頼って競輪選手という道を目指しました。
ポテンシャルはとても高くS級上位でも活躍できるだけの能力はあると思います。

度重なるケガにも悩まされて来ましたが、何より性格がとっても優しいところがレースにも出ているのでしょう。
もっとガツガツした方が成績も上がると思いますが、それを含めて彼の良いところですね。

前期まで支部の幹事も勤めてくれて支部運営を支えてもらいました。
とにかくナイスガイです!

余談ですが北海道出身の彼は釣りをするのに車で長距離の移動は苦にならないようで

「実家からちょっと釣りに行って来ました!」

って言うので聞いてみたら、なんと500kmの移動も余裕だそうです。

東京→大阪間にも匹敵するこの距離を

「ちょっと」

だと言えるのは広大な北海道という地で生まれ育った彼の性格の『おおらかさ』の原点なのだと思います!

 

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