SR48話『いっぱい食べてね♡』

秋も深まる中、女子力を高めるためキッチンにむかってみました。
できばえはいかに…

バカヤロ失礼な!
オレだって 歳だし、塩分だの糖分だの色々注意しなきゃいけねえんだよ

う~ん…
スポーツの選手は毎日汗かいてるし、センセェだって毎日冷や汗かいてるからって思ってさ…

アホ!
だからってあんなもん、ナメクジ大量虐殺できるレベルじゃねえか

選手だからって味付けは普通の人と変わんねえんだよ
そもそも量を食うんだし…

そっか…
ふつ~でよかったのか…

絶滅危惧種?

まっ、あいかわらずトンマな女だけど今回はそれでも少しは ほめてやらなきゃいかんかな…

今の時代、メシ作りはもちろん掃除、洗濯、ゴミ出し…
家のことなんて一切やらねえって女がますます増えてってんだろう?

にもかかわらず、そういう世の流れに逆らって手作りの物もってくるっちゅう反社会的な姿勢は立派なもんだ。

おい、あたり!

「何にもやらねえ…」
「何にも出来ねえ…」

ってのが男だけでなく女まで広がってきてるってことは、おまえレベルでも巻き返すチャンスは十分ってことだ。
家事ができる女ってのは、今後 希少価値としてどんどん評価も上がるぞ。

ウエ~~~ン!
センセェがはじめてほめてくれた~

世の流れはどうあれ、結局 男が魅力を感じるのは家庭的な女の方だからな
だからめげずにこれからもがんばって色々作って持ってこいや

そ~だ!
明日は「魚と大根の煮付け」なんてどうだ?
飯も炊いてよ…

で、あさっては「豚のしょうが焼き」でいくか…
あっ、「焼きナス」もいいな!

ねえセンセェ…
なんかあたしを食堂代わりにしようとしてない…?

仕方ねえだろ!
値上げ値上げの連続でメシ恵んでくれるやつが激減しちまってんだ…

経済力のある男性も今や希少価値か…

B面ざれごとはこちら

SR47話『競輪道と脇本選手』

んも~、さいあく!
ムダばなし中~の選手OBのおじ~さんたちの中に入っちゃったのがまちがいでした…

つまりOBのおじ~さまたちには、ワッキーほど強いお方はいなかった…
と、そ~ゆ~ことのようです…

だったら も~ちょい べつの い〜かたしてもいいのにね…

不利になる選択?

まっ、オールスターの決勝、脇本(雄太/94期・福井)はホッとしたろうな…
最後は力の違いを見せたけどさ。

こう言っちゃなんだけど、今の脇本ならまだ、自分で前走ってた方がよっぽど楽に勝ててたような気がすんだ。

今回、寺崎(浩平/117期・福井)に前まかせたっての、やっぱあいつの人間的優しさだったのかな?
それとも将来的なことも色々考えちゃったのか…?

改めて言うけど、脇本にとって後ろまわるメリットなんてほとんどなかったと思うしよ…

メンバー構成的に、連結したらターゲットにされる可能性大。

と言ってマークを選択した以上、たとえ道中絡まれるなり何なしても、もう勝手に自力に作戦変更なんてできねえ。

マンガにも出てる通り、もし番手をぶんどられたら再度追い上げるなり何なりして後ろで競るか、前の方の決着(目標としていた選手の生死)がつくまで下げたところでおとなしくしてるってのが筋。

自分に都合のいいタイミングを計って捲り一発なんてご法度。

普段先行、捲りですんなり勝ててる人間にとってはまさにデメリットだらけじゃねえか…

コメントの重み

まあ結果的には頭で来たからケチも少なかったと思うけど、あれで脇本不発になっててみなよ…
たぶん罵声の嵐だぜ。

実際、脇本が捲り仕掛けたのって寺崎が松浦(悠士/98期・広島)に番手捲り食らってからだもんな。
前が粘れる西武園にもかかわらずさ…
だから、本人の方もかなりヒヤヒヤもんだったんじゃねえの?

もちろん、勝つためのタイミングは計算していたんだろうけど、相当やりにくかったろうな…

ついでに言うと、寺崎は寺崎でやっぱ地獄だったと思うぜ。
自分の方から、前まわりたいって申し出たってのがあるにしてもさ…

せっかくのG1決勝、精一杯がんばりたかったろうし、でも自分ががんばればがんばるほど逆に脇本にとっては精神的にもタイミング的にも苦しくなってっちゃうんだもん。

結果論でしかねえけど、脇本の「寺崎の後ろ」って一言さえなけりゃ、そんなしがらみ背負うことなく互いに自分の走りに徹することができてたわけじゃん。
コメントってのも、ある意味本当やっかいだよな…

王座を守り抜くには…

ってなわけだから、それでも勝った脇本は、ゆえに滅茶苦茶強かったってことだなんだけどよ。

センセェ~
なんでさっき、そ~ゆ~ふ~にいわなかったのよ~!

今みたいに話してくれれば、あたしだって気分わるくすることなかったんだよ

まあそんでもよ、今回は結果オーライってだけの話で、2~3年後のことを考えると脇本には大きな課題もできたと思うぜ

長期政権狙うのなら人の後ろをまわる技術のあるなしはでかい…
同時に「後ろ」っつう言葉の重みも今回とは比較にならねえものになる…

ワッキーならだいじょ~ぶ!
あたしがついてるから!

は~ん?
おまえなんぞにマークされたって屁の役にも立つかよ

じゃもし将来、脇本より見栄えのいい金持ちで、おまえのようなババア入り口でも相手にしてくれそうなお人好しが現れたらどうする?
新井みたいな顔立ちの…

も、もちろんそっちいっちゃうに決まってんじゃんっっっ!
ブヒブヒブヒっっっ

なっ、そういうもんなんだ、選手の世界も…
おのれを生かすも殺すも、おのれを守るのもおのれだけってことよ(笑)

【追記】


何年か前、飲み屋さんで選手OBたちと「競輪道」、「逃げ屋とマーク屋の仁義」について話したことがあったのね。

その中で出たうちの一つが、連係している間柄で前で逃げる選手とマークした選手が(脚質が何であれ)道中、連結外れちゃった場合、その後マークしていた選手が捲りを打つのは有りか無しか?

で、出た意見は

「その時マークしていたのが普段、先行・捲りの選手であっても、一旦マークと口にした以上、もし離れても捲りはご法度。
その後の選択肢として目標がまだ生きているうちは、追い上げるなりなんなりして再度後ろで競るか直線勝負一本」

「連係でミスが出たとしてもおのれの勝利のチャンスを縮めるのは邪道。おのれのタイミングで捲りに行くのは有り」

どっちも正論だよね。
今回のオールスター決勝を観てて、この時のことをふと思い出しちゃった私でした。

B面ざれごとはこちら