99話B面『身近にいたストーカー?』

A面冒~頭でもふれましたけど、今年はホント~に12月になったような気があまりしてきません。
やっぱり、夏がえんえんとつづいた感じのおかしな気候だったせいでしょうか?
これからホントにクリスマスやGPがはじまるのかしら…???

たしかに、今年は「師走」って言葉がピンとこない感じだよねえ…
11月も本当に暖かい日が多かったし…

だけど、寒さが苦手で、かつ電気代におびえる身としちゃ救いではあるかな。
でも、これからどうなることやら…

暖冬だとこまるって業種の方々もいらっしゃるとはおもうんだけど、あたしも個人的には暖冬だとうれしいって側かな

ことしの冬の運命~は、いかに!?

次またがんばれ、松井!

眞杉 匠選手(113期・栃木)

というわけで、今回のざれごとだけど、まずは先月の競輪祭「いまさら感想」から。

眞杉 匠選手(113期・栃木)が、オールスターに続いて今年いきなり2冠を達成。

これはもう今後にものすごい勢いがつくし、今、24歳でしょ、今後のタイトル運を かなり引き寄せられたかもしれないね。

逆に松井宏佑選手(113期・神奈川)…
本当に悔しかっただろうなあ…

松井宏佑(113期・神奈川)

展開も作ってもらい、まさに勝利は目の前ってとこまでいってたんだもん…

でも、この姿を見た多くの人達は だからこそ今後よりいっそうの声援をしたくなると思うんだよね。

ハートの部分の援軍をたくさん得ることのできた松井選手、これもものすごく大きなことだとオレは思ったよ。

ところでG1年間4Vってのが懸ってた古性優作選手(100期・大阪)が準決で飛んじゃったのはビックリ!
調子的には問題なさそうだったし、ちょっと残念だったね。

こっちも同じ、だから今後さらに応援したくなるって感じかな。

古性選手には当てはまらないけど、何をやっても肝心なとこでは上手くいかなかった人生歩んじゃったオレからするとさ…(笑)

そうなの〜?
センセェだって たまたまとはいえ一応~プロにだってなれたじゃん

人様には、よくそう言われるんだけど、自分の描いた望みは ちゃ~んと ことごとく失敗続けてきてっからね(笑)
一見幸せそうに見える世の中の皆さん達だって、けっこう似たようなもんじゃない?(笑)

よく見てるね…

さて、話はガラっと変わるけど、先日、近所の選手OBがオレんちにお茶しに来てくれたんだ。

ちなみに、その方は「西武園クラブ」OBの65期生。
大昔、お互いの子供が同じ小学校で同級生だったって間柄。

で、色々話し込んでる中、地元の大先輩、桜井久昭さん(28期・OB)の話になったのね。
桜井さんに関しては、このブログでもさんざん取り上げてきているので説明は省くけど、65期生の方がこんな風におっしゃってたの…

「やっぱタイトル取るような人ってのは全然違うよな…」

「あの人と、話をしていると『おまえとは今年◯回飲んだよな。◯月◯日と◯月◯日と…
で、去年は◯月と◯月に…』」

「あの人って、日頃から なんだかんだとよくメモ取ってるみたいだし、記憶力もすごいんだよね」

「要は、色んな事をよく観察もしてるってことで、現役時代は対戦相手や競走の研究とかでも きっとああだったんだろうなって思うのよ…」

「そういうところがオレみたいな選手と違うとこだったのかな…」

●運命を分けるのは…?

う~ん、たしかに桜井さんはオレとのおしゃべりの中でも

「おまえとは、いついつ飲んで、その時は誰と誰がいて…」

って、具合だもんな。

こっちはもう、すっかり忘れているような事でも…

まあ、それでもさ、タイトル的なものというのはどんなに能力や努力、研究があったとしても確実に手に取れるものではないとオレは思ってんのね。
競輪祭の松井選手じゃないけどさ…

そういった運を自身に呼び込めるかどうかってのが分かれ目で、それはもう神様が決めることって風に…

【原始時代の『競輪祭』優勝!】

ん…
でも、こういう言い方だと桜井さんは神様に微笑んでもらえた人ってことになっちゃうのか…

考えてみりゃ桜井さんって、眞杉選手同様24歳でタイトルは奪取。
でも、その後は複数狙って挑戦続けたにもかかわらず結果かなわずってことだったからな…

となると神様に云々ってのはやっぱ微妙か…

だけど、タイトル的なものに無縁だったオレたちよりは神様に若干近づいてもらえていた存在ではあったんだろうけど(笑)

というより神様は やっぱり気まぐれってことなのかな…(笑)

眞杉選手、早々に2つ目ツモったけど油断は禁物よ(笑)

●「観察力」対「演技力」

さて、そんな桜井さんとオレとの最近の話なんだけど、ある日 電話でこんなこと言われたのよ。

「おまえのブログ、更新日に必ず読んで、その都度おまえの心理状態を分析しているんだ…」

なるほどねえ…
65期生の方がおっしゃってたこと、改めて感じるわ…(笑)
さすが研究熱心…(笑)

で、それから数日後、用事があって久しぶりに桜井さんとこ行ったんだけど、そしたら、開口一番こう言われたの。

「お~、おまえ顔色もいいし、声も元気だし、調子良さそうだな!」
「オレはいつもおまえの顔よく観察してるからよ!」

「えっ、そう見えますか?」

「前回会った時と全然違うよ!」

「へえ…」

実を言うと、その時のオレってプライベートで色々あってメンタル絶不調って状態だったのね(笑)

というわけで、65期の〇〇さん!
どうやらオレの演技は、タイトルホルダーの観察眼を打ち破ったみたい(笑)

タイトルには無縁な側だったけど(笑)

あっ、そうだ!

ねえ桜井さん。
今回のブログ見て、今のオレの心理状態は どんな風に推測します?(笑)

センセェの今の心理状~態か…

ひょっとして、最悪ちゅ〜の最悪なんじゃない?

ギクッ!
な なんで わかったの?

なんだかんだ言ってもセンセェって よく顔にでるもん(笑)

う~ん…
だとすると、ますます桜井さんの観察力って…

というわけで今回はおしまいです。
2023年のラストスパート、メンタルアップして がんばっていきましょ~!
「でわ!」

 

A面マンガにもどる

SR60話B面『知人の息子はマンガ家さん』

本日のざれごと

さてB面です。
A面はくら~い話でもうしわけありませんでした。
ねえセンセェ!
景~気づけに、明るい未来を感じることのできる話題って何かない?
『け~りん祭』にはいっさいふれずにすむよ~な…
(※現在11月10日)

何にも無し!

あっ、そっ…

あっ、でも1つあった!
未来を感じる、明るい話題が!
明るい未来を感じられるかどうかはわかんないけど…

まさかねえ!

というわけで、未来を感じる明るい話を少々…

実はさ、オレより ちょっと年上の、とある業界(笑)OBの息子さんに、数年前デビューした現役のマンガ家さんがいるのね。

何を描いて、何て名前の作家さんなのかは本人の希望で秘密。
ちなみに単行本は、もう4冊出せるところにまできてるんだって。
名のある出版社から、デジタルだけでなく紙のほうでも。

すごいな~。

今の時代、そこまでたどり着くのは大変だろうからね…

あと、不思議なもんだなあ…と感じたのは、その子の親父さんは その昔 大酒飲みで関優勝みたいな態度と言葉遣いって方だったのよ。
だけど、息子は正反対。

物静かでお絵かき好き…

大昔、酔っ払ってる親父さんからよく電話が来たんだよね…

「んにゃろ~ てめえ!今すぐ来い!」
「バカヤロてめえ!オレの酒が飲めねえのか!」

オレが机に向かっている時だろうがなんだろうが、酒が入っていると いつもこんな具合。

(なんで、ああいう親からこういう子が生まれたんだろう…)

お母さんはオレと同じ年齢の人なんだけど、ほがらかで そこそこ(笑)まともな人だったから そのせいかな?
そういや親父さんと違って、オレの愚痴もよく聞いてくれたっけ…

共通の話題がいっぱい

さて、その子とは高校生の頃に数度、成人後にまた数度会ったりしたことがあったんだけど、それから10年くらい間があいてたのかな…

んで、デビューした後、ひさしぶりに電話くれたの。

「おう、じゃ今度会おうぜ!」

ってことになったんだけど、相手は現役の作家、忙しい身でしょ。
なかなかタイミングが合わなくて先日ようやっと会えたの。

でも、やっぱり忙しいみたいで、あまり時間は取れなかったんだけどそこは同業者同士、けっこう話ははずんでさ。
仕事の話はもちろん、お互いの作画の見せっことか…

でね、話を聞いていて改めて驚いたのは、まずオレの時代との違い。

オレの時代とぜんぜん違う

出版や編集事情は置いておくとして、編集者やアシスタントさん達との関わり方ってのが もうぜんぜん変化しちゃってるからね。

そんで、もっとも変化したのが作画作業の仕方。

オレはずっとアナログのまま来ちゃった側でしょ。
しかも同世代の中でも、かなり遅れていた方だったのよね。

でも、今はもう100%レベルでデジタル作画なんだって。

作画用のタブレットみたいなものも持ってきてくれてたんで、実際にいろいろ見せてもらいながら話を聞いたんだけど、も~愕然としたよ。

もしかして現役世代の人たちにとっては ごく普通ってことなのかもしれないけど、こっちは4~5年前までは紙しか使ったことないって身だからさ…

たとえば人物の様々なポーズだって、オレはいちいちデッサンから起こしてるのよね。
と言っても、下絵作る時のあったりまえ的作業ではあんだけどさ…

だけど、今はその過程ですらこなしてくれるツールもあるみたいなのよ。

作画の正確さを向上させたり、作業時間を短縮するのに便利なツール、様々な表現を可能にするツールがいっぱいあるようで、何も知らなかったオレはもう たまげるばかり…

で、瞬間こう思ったね…

(こりゃ、向上心のある人間が使ったら飛躍的に自身の画力も表現力も上げられるな…)

反面

(向上心のない人間でも、そこそこのモノは作れちゃうから、そのタイプには逆効果かも…)

「諸刃の剣」的印象を感じないでもなかったけど、やっぱり

「いいなあ」

とは思ったね。

もし、自分がアレ使いこなせたらって本当に思ったもん…

いろいろ教えてもらいたいな

でもさ、スマホすら満足に使えないオレにとっちゃ使い方覚えるなんて至難の業。

肩並べられるようになるのは、まず無理かな。

それでも、簡単そうなことを少しずつでも教わっていけたらうれしいな とも思っちゃった。

というわけで、「明るい未来」かどうかはわからないけど「未来を感じる明るい話」はオシマイ!

なるほど、そ~ゆ~ことか!
わかい世代に あたりまえのことでも
センセェには、ものスゴ~イことなんだもんね(笑)

まあね(笑)
でもさ、今でも画力や表現力を少しでも上達できたら…
な〜んて願望は やっぱあんのよね

そうなの?

過去に、そっちの部分でも読者にいろいろ言われてきた側の作家だったからさ(笑)
いろいろコンプレックスがあんのよ(笑)

なんて言われてたの?

「ヘタクソ!」
「うちの子のほうがよっぽど絵が上手」(笑)

あっはっはっ

あと、画力とは関係ないけど こんなのもあったかな…
「バカヤロてめえ!今週号の並びはなんだ!」
「このウソつき!」

本当に読者?

うん(笑)
あのマンガはすべてその時その時の実際の斡旋メンバー、競走成績、競走得点に基づいて出走割りして作ってたからさ
(最初期を除いて)
しかも実際の開催が始まる直前に雑誌が発売になるようなタイミングで…

あ~、なるほど…

あっ、でも ごくごく たま~に
「おかげで取れたよ、あんがと~!」
みたいな電話が編集部にかかってきたこともあったかな
アッハッハッ

バッカみたい…

というわけで、たのもしい後~輩さんができたセンセェは とってもうれしそうでした。
「でわ!」