92話B面『驚きのお言葉』

みなさまGW、そして け~りんダービーはいかがでしたか?
あらあら!
それはザンネンでしたね…
気をとりなおしてがんばっていきましょ~!!!

今現在、GWのはるか前の段階だっていうのに よくそんなセリフ吐けるね(笑)

あっはっはっ
だって、GWやダービーで い~ことあった人が5月10日にこんなブログをウジウジながめてるとは思えないでしょ?

なるほど、たしかに!(笑)

はい!
というわけで、みなさま同様のGWとなっている可能性の高いオレの無駄話をウジウジ開始ね(笑)

久々に飲み会

え~と、ちょい前の話なんだけど、相当久しぶりに我が家で飲み会やったのよ。
もちろん、飲み会ったってコロナ前みたいな規模ではないけどさ。

メンバーは競走帰りの現役選手2人と、日大三高理事で同校野球部の元会長•定蛇(じょうじゃ)さん、そしてオレ。

メンバーの1人、定蛇さんに関しては以前このブログでオレとの関わりとか一度話したことがあるんで(※番外編7)今日は簡単な紹介ね。

もう17年前か…
高校野球風(あくまでも「風」)のマンガを描くことになった時 知人の紹介で知り合って、それからずっとお世話になっている方。
これも、その時話してるけど、野球部入部時

「てめえの名字の読み方がわからねえ!」

という理由で先輩から真っ先に殴られたっていうお方ね。
今の三高野球部からは想像もつかない時代のお方。

過日、三高野球部監督を退任された小倉全由さんは、この方の二つ下。
若かりし頃は、この小倉さんと一緒に三高のコーチをやっていたこともあるそう。

余計なことあまりしゃべるわけにはいかないんだけど、小倉さんの監督就任前、就任後もずっと陰で支え現在の三高野球部を共に作ってきた方ってところなのかな。
差し障りのないレベルの紹介だと。

ちなみに、オレはこの人のおかげで野球界が大嫌いになってかなりの期間 中継すら見なくなったなんてこともあったんだけどね(笑)
オレ、ロマンチストなもんで(笑)

それは長い道のりだった

さて、今回の集まりって実は変わった切っ掛けからやる事が決まったんだ。
1年半から2年前くらいのことだったかな。

やっぱり飲み会か何かの時、オレが定蛇さんのことを何となくしゃべったらしいのね。
そしたら後日、参加者でそれを聞いていた競輪選手の一人から電話があって

「先輩の選手に親族が三高に関係している人がいるんですけど、野球も好きで定蛇さんにぜひ会ってみたいって言ってるんですが…」

「ふ~ん、そうなの?じゃ連絡しとくから、どっかで一杯やりましょう」

ってことになったの。

でも、なかなか実現できなくてさ。
コロナ禍だったし、それから いざ日にち決めようとしても とにかくスケジュールが合わないの。
特に競走のスケジュールって土日とか関係ないでしょ…

で、伸びに伸びて、さらに伸びてを繰り返し、先日ようやっと実現。

でも、今回だって際どかったんだ。
無理やり決めた実施日、選手2人は競走最終日。
たまたま同じ所に乗っかってたんだけど、オレん家の近所の西武園や立川ってわけじゃなかったからね。

あとさ、こういう問題もあるじゃん。

最終日まで当人たちが無事でいてくれるか。
(意味わかるよね?)
それから最終日、当人たちだけでなく同地区の選手たちがそれぞれ何レースに乗り何事もなく終えられるか。
(自分のレースが終りゃそれでおさらばできるってわけじゃなく、同地区参加選手たちのタイヤ取りやアクシデントが発生すりゃ面倒見たりってのもあるからね)

それが無事クリア出来ても、今度はこちらへ向かうまでの交通事情…

今回はついてない?ことに記念参加だったんで前検日入れて5日間連絡取れないってのも、こっちには結構プレッシャー?だったかな。
一応準備をしなきゃならない側としては直近の相談も出来ずでしょ。
も~、ヒヤヒヤもんで待つ長~い5日間。

(何事もなく帰って来れますように…)

選手のご家族たちの気持ちがよくわかったよ。
理由はかなり違うけど(笑)

ちなみに これまでは競走前後は避けようって風に調整してたんだけど、今回それでも強行したのは、それだと折り合える日がさらに厳しくなってばかりだったから。
大事をとっていたら一生できないかもってのがあったのよね…(笑)

意外なセリフが…

んなわけで今回の飲み会、遅い時間での開始にはなったけど実現にこぎつけて本当にホッとしたの。
遅いったって、自宅だからお泊りでやれるしね。
ただ、オレとしては時間気にせずでやれるのは非常に嬉しいことなんだけど、選手2人は当然疲れているし眠そうでちょっとかわいそうだったかな。

はい、それでね、今回の主役•定蛇さんの色んな話(野球界の裏話とか)をみんなで聞かせてもらってえらく楽しめたんだけど、その中にちょいとオレの心に残った話があったんで今日はそれを紹介するね。

ちなみに子育てや教育に関する話。
それの中で、こんなセリフが出たの…

「子供は否定でなく肯定、褒めて育てた方が良い」
「本人の前で他者との比較、特に他者の方が優れているといった類のことは言うべきでない」

あの動画と同じじゃん!

実はこのセリフ、オレはちょいと驚いちゃったんだ。

なんでかって言うと最近のオレにこんなエピソードがあったんでさ。

オレ、外国人の子育て系とか家族系ユーチューブ観るのって結構好きなのね。
日本人とは違う様々な生活スタイルや価値観を学べ楽しめるから。
で、その中に日本在留のとある一家の日常風景的動画があるんだけど、その家族の子育てぶりで注目する部分があったんだ。

小学生と中学生の子供が4人の6人家族なんだけど、特にお父さんが子供のことを常に肯定し褒めてやってるの。
過去の動画なんかも観てみると幼い頃から、もうずっと…

例えば、かけっこでビリになったとしても

「良くがんばったね!一生懸命走った姿本当に格好良かったよ!」

子供はニコニコしながら

「かけっこ、たのしかった!」

ちなみにオレん家の親だったら、間違いなくこう…

「遅えなあ…」
「運動神経が本当にないねえ…」

あとね、子供が何かを話すと、どんなことでもまずは相づち、共感から入るんだ。
必ず…

オレ風にもっとわかりやすく例えると、こんな感じ…

「パパ、け~りんじょ~行ってお金かけてやってみたいなあ」
「へえ~楽しそうだね~!競輪を知ってるなんてすごいじゃん!」
「パパも、ぜひ行ってみたいなあ~!」
「でも、お金を賭けるのは大人になってからにしようね」
「そ~だ!今度の日曜日レースの見物に行ってみようか」

子供の話をちゃんと聞きハナから否定するような事は決してせず、そして親としての感想や意見を伝えるの。

そりゃ「万引きしたいな~」みたいなセリフを吐かれたら相槌や共感なんてできるわけないけど、それでもそう思った理由をちゃんと聞いてやるの。
その上で、ダメなことはダメってちゃんと言うわけ。

この親子は、常にこういった感じでコミュニケーションとってるせいか子供の表情はいつも生き生きと輝いてて、何事にも積極的で色んなことにどんどん興味を示すんだよね。
勉強はもちろん、スポーツ、芸術…
遊びでもなんでも…

で、親にもいろんなことを楽しそうに話してんの…

面白いことに、動画を見ているこっちまで、すごく幸せ、楽しいって気持ちにさせられちゃうから不思議…
でね、同時にハッともさせられたの。

(子育てって こういう形の方が正解だったのかも…)

ゆえにね、この日 定蛇さんから同じような意味合いのことが口から出たんで驚いちゃったわけ。

ちなみに、我々古い世代ってまるっきり逆の育てられ方が多かったような気がすんの。

「おまえはダメだ!」
「何やってんだ!」

的な…
もちろんオレん家も典型的なそのパターン。

でさ、高校野球の世界なんて、今だに体罰その他色々な問題が上がり続けているし、定蛇さん自身、最初に話したエピソードのような時代の方でしょ。

そういう方から「子供は褒めて育てるもんだ」という言葉が出たんだから余計にね…

三高野球部で感じた違和感

あっ、でも待てよ…
そういえば大昔…

15年くらい前だったかな、こんな記憶もあるわ…!

初めて日大三高野球部にお邪魔した時、当然だけど?こんなイメージも持ちつつだったのね…

(天下の日大三高、監督も選手もさぞや凄まじいんだろうなあ…)

って…
当然でしょ?(笑)

でもさ、実際は全然違うんで逆にビックリしたってことがあったのよ。

鬼気迫るようなグラウンド風景想像してたのに、そんな雰囲気は全然なし。
選手達からも「おっかないニイちゃん」風のにおいがまるで漂ってこないの…

例えばオレの知ってる…
というか、イメージしてた高校野球ってのは、グラウンドでは監督•コーチが選手をかわいがる、裏で今度は先輩が後輩をかわいがる、ゆえにグラウンドはいつもピリピリ…
選手達の顔も何かの構成員風…
ってやつ。

オレが20代の頃だけど、たまに近所にあった強豪校の練習や練習試合見物してると もちろんそういうのが当たり前の風景。
そりゃも~見事に殴る蹴るしてたもんなあ…
一般の見物人もいっぱいいるんだけど批判的な声なんて一切なし…

これ、オレと同年代のとある三高OBのセリフなんだけどさ…

「オレんちの親父なんて練習見物に来ると、いつも『うちの息子は、もっと殴ってくれ~』だったもんな~…」

まっ、そんなわけだから思い切り違和感感じて、ここだけの話でって関係者に聞いてみたんだけど、我々の時代だったら当たり前のようにあったタバコレベルの話ですら

「今は合宿所のどっかで吸殻発見なんてこともないかなあ…」

これは一応日大三の話だからね、その時の。
だから余所の高校に関しては知らないよ。
念のため。

はい、話戻すけど、なるほど、その頃の日大三はもう新しい価値観による教育にチェンジされ、効果も現れ出してたってことだったのかも。

ちなみに、この初訪問した時って、日大三が夏の甲子園初Vを果たした2001年から5年後くらい。
ひょっとしたら この初Vって新しい価値観に変わってから成し遂げられたものだったのかも。
で、その後も三高は安定した強さを見せ続け、初訪問からまた5年後の2011年に2度目の夏の甲子園V。

もし、2度のVを含め現在に至るまでの安定した強さが新しい価値観によってのものだったとしたら大いに考えさせられる出来事だよね。

ゲンコツよりも

これもチラッと聞いてみたことがあるんだけど、若かりし頃の定蛇さんや小倉さんも前時代的な指導をやってたことはやっぱりあったんだって。
(注/オレが知ってた高校野球のパターンの方ね)

そりゃまあ、そうだと思うよ。
それまでの三高だって、ものすごい結果を残してたわけだから。

でも間違っているのではと感じ大改革を行ったってことのよう。
技術、戦略的な部分も含めて…
(こっちの部分は今回の話題には全然関係ないから省くけど)

で、結果として新しい価値観に変えてから昔をはるかに上回る成果を上げたってことみたい。
なるほど、だったら答えは明白なのかも。

さて、というわけで改めて今、部外者の我々にも

「子供は褒めて育てろ」

って言葉を送ってくれたんだからこれは大いに参考にしないとね。
オレはもう手遅れだけど選手2人はまだ子育て真っ最中だし(笑)

なるほどなあ…
たしかに叱られてばっかよりほめられてって方が、やる気もどんどん出てくるし 気もちも前むきになるもんね

うちの上~司たちにも、ぜひ聞かせてあげたいなあ~(笑)

…と言いつつ

ただそれでもね、オレ自身にはこういった思いもちょいとあるにはあんのよ…

かなり昔の話だけど、仕事を手伝ってくれていたアシスタントさんたちにふと感じたことがあったの。
ずいぶんのんびりした感じでやってるなって。

一応皆さんプロ志望でそれなりの能力も持っているんだけど、30前後くらいの年齢になってもあせりとか必死さがそれほど伝わってこないタイプが何人かいたのね。
もちろん、本当の内心はわかんないけどさ。

で、そういうタイプに共通してる一つが親が応援しているってパターン。
それに加えて、例えば実家で同居させてもらえてるってパターンは、さらにのんびり感が強かったような記憶があるの。
もちろん本気で取り組んでいる場合は、自活しながらってパターンより集中してやれる分 最高の環境ではあるのよ。

でも、オレはこんな風に思っちゃったわけ…

(応援されるってイコール肯定されてるってことだもんな…)

要は30前後の年齢で実家で生活の面倒を見てもらいながらマンガを描いているという状況でも、とりあえず納得してもらえてるってこと。

ある意味では羨ましく感じちゃったよ。
オレも結構実家を利用してたけど、否定と説教と「出てけ」ってセリフしか無かったから。
そもそも、マンガを職業とは見なしてもらえなかったし…

ゆえに、1分1秒でも早く結果出さなきゃってことで、そりゃも~あせりまくりの日々…

要はバランスだよね

もちろん当時の彼らだって真剣だったろうし、早く結果を出したいって気持ちも同じようにあったとは思うんだけど、それでもその時の趣味や遊びの方にもかなり気持ちがいってるような印象は まあ あったかな…

そりゃオレもアマチュア時代、ごくたまに(笑)競輪行ったりしたこともあったから偉そうなことは言えないけどさ(笑)
(幸いデビュー前の1年間くらいは金欠になったおかげでテレビ観戦のみ。だからプロになれたのかも?)

とにかく現時点での状況を肯定されているって、精神的プレッシャーはけっこう緩和されるよね。

ちなみに数は少ないけど、うちのアシスタント経験者でプロになれた人って やっぱりギラギラ感が出ていた気がする。
例えば同様に実家を利用していた人でも…
こいつにはかなわないな、ってくらい机に向かい続けていた感じだったし…

まっ、そんな記憶もあるんで「褒める」「肯定してやる」って向き合い方にも若干の注意は必要かなって感じたりもするってことなんだけどさ。

結局のところは本人次第ってとこなんだろうけど。

もし、オレの親が親切なタイプだったら果たしてプロになれてたかってのは正直考えちゃうとこもあるしね…
オレの場合は、やっぱ あの強烈な精神的圧力が大きかったのかなあ…

というわけで、親にはやっぱ感謝しないとね(笑)

そんなに、いろいろ言われてたの?(笑)

ハッハッハッ
まあ親からすりゃ、子供には真っ当な道歩んでもらいたいって思ったんだろうけどさ…

ハイ!
とゆ~わけで今回はおしまいです!
け~りんファンのみなさま。
選手たちへの「指導~」や「教~育」は、とりあえず「バ声〜」より「声〜援」かもですよ♡
でわ!

A面マンガにもどる

91話B面『妄~想!未来のKEIRIN場♡』

はい、みなさん、ちょっとA面のつづきになっちゃうんですけど、少子化と人口減少~の問題って これからホントどうなるんでしょう…
そ~でなくても競輪場ってオジ~ちゃんばっかでしょ、シンパイだなあ…

おまえの心配って、どっちなんだよ?
ジイさん達自体の生き死に…
それとも売り上げ、観客動員か?

もちろん、おじいちゃんたちの健康だよ
元気で長生きしてもらいたいもん

小さいころ、競輪場でいつもおじさんやオジ~さんにお菓子とかもらったりしてたからね…
やさしくしてくれた人たちがいなくなってしまうのってさみしいもん…

ふ~ん…
オレは、あいつらにそういったイメージ持ったことは一度もねえけどな

どちらかっていうと、てめえらの方こそ とっととくたばっちまえってとこだったな
ハッハッハッ

無理…

う〜ん…
さて、それでは改めまして 今回もズラズラおしゃべりと参りますか!

それにしても、日本の人口がどんどん減ってるのってたしかに怖いし不気味だよねえ…
後でもちょっと話すけど、競輪場の観客数がどうこうって話じゃなくなるのかも…

ただ、個人的には今みたいな状況になっちゃうのも仕方なかったのかなって気もすんだけどね。

社会形態が大きく変わっちゃった感じがするし。
考え方や価値観も…

例えば、我々の世代って結婚ってものに関しては「いつか、するもんだ」って意識をほとんどの人が持つ…
というか、持たされていたように記憶してるんだけど、今は違うようだしさ。

試しに身内や身近にいる若い、あるいはもう若くない兄ちゃん、姉ちゃんにそういった話を振ってみたことがあるんだけど返ってくるのはほとんど…

「無理!」
「考えてない…」

出来る出来ないは別として、してえと思うか?
って質問しても例えば兄ちゃん達の答えは…

「だって、稼ぎがさあ…」

責任感の強さもブレーキに?

姉ちゃん達の場合は男ほどではないけど、20代半ばくらいまでは やっぱりそれほどでもなさそう…

身近な数人から聞いただけの話でしかないんだけど、それでも結婚が難しいって言われるようになった時代ってまだまだ続いてんだろうなって印象は強く感じちゃった。

最近は新卒の採用とか若者の求人状況もかなり良くはなってるらしいんだけど、肝心の30代40代の結婚中心世代の人たちの生活状況って、まだまだ厳しさから抜けられていないような感じだもんね。
あいかわらず低賃金なのに取られるもんはたくさん…
っていうさ…

オレも そういう条件下だったら、やっぱ諦めちゃうもん。

ただ、こういう見方は出来るかも…

例えば、結婚願望はあっても「無理…」的発言するタイプって実は真面目で責任感も強いのではって。

だって、
「ちゃんと生活していけるのか…」
「家族に苦労かけないだろうか…」
とか考えちゃうから躊躇しちゃうわけでしょ?

先のことなんて何にも考えないってタイプなら何の問題もないじゃん。

そういやオレも20代の頃 こんな風に考えてたことがあったもんなあ…
一応、プロになってからの話だけどさ…

(いつか結婚はしたいけど、不安定な職業だし、家族で一生食っていけるくらいのお金稼いでからじゃないと出来ないな…)

う~ん、なんて真面目で責任感が強いんでしょう(笑)

結局、んなもん無理に決まってるし、実際にはやけのやんぱちでってパターンだったけどさ(笑)
その後も、すべてがやけのやんぱち(笑)

ただ、我々の世代は仕事の面でもなんでも今と違って恵まれてたからなんとかなったってのは多分にあるとは思うんだけどね。
マンガ家の世界なんかも まさにそう。
世代的にラッキーだったっていう一言。

お嫁に行きたい

あと、話はちょっと飛ぶけど、こないだネットで動画をボヤ~っと見てたら こんなのが出てきたの。
20歳前後くらいの松田聖子さんと黒柳徹子さんの対談みたいなやつ。

でね、聖子ちゃんがこう言ってんの。

「やっぱり女の子だからお嫁に行きたい」
「家庭と仕事2つのことをやるのは難しいから引退し家庭に入って旦那さんを支えたい」
「遅くても25歳くらいまでには結婚したい…」

今さらだけどオレはたまげちゃった。
あれだけ特別な才能を持って社会的にも成功している女性でも、それを捨てて専業主婦になりたいって言ってんのよ。
しかも25歳までに…

その後の彼女の実際の物語は別として、それでも20歳くらいの頃はそういう価値観を持ってたってことなんだよね。

今の世代だったら、限りなく少数派なんじゃないのかなあ…
でも、当時の女性ってたしかにそんな感じが主流だった気もする…

ゆえにさ、結婚ってことに関しては、今と違って多くの女性が早い段階でそういった気でいてくれてたってのは結構大きかったんじゃないのかな?

そうなりゃ、あとは男が生業見つけられるかどうかって話だけだし…
年功序列、終身雇用って時代でもあったしさ…

最初チラッと話したように、就業形態に加えて、そういった価値観の部分が大きく違ってきたゆえ 今はさらに結婚が難しくなったってことなのかも…?
もちろんこれは良い悪いって類の話ではないけどね…

あと蛇足だけど、聖子ちゃんの「女の子だから…」って このセリフ。
これも今だと価値観の押し付け、決めつけだってやっぱり文句言われちゃうのかな?(笑)

無理が多すぎたもんね

はい、そんでね、もし少子化の原因の一つが未婚社会ってもんだったとしたら、よく言われていることだけど こういった部分の配慮がやっぱり足らなかったのかも。

男女ともに安定した職や待遇を得られづらかった。
それから、結婚したカップル、あるいはシングルの男女が社会で働きながらも子育てをしやすいシステムの構築をおろそかにしてたってこと。

託児所、保育所の少なさもそうだけど小児科の少なさってのも親にとっては地獄だからね…
例えば金だけ給付されたって、預ける所や診てもらうところがなけりゃ何の意味もないんだから。

オレが現役世代だった30年くらい前でも、もうそうだった記憶があるもん。

とにかく、子育てっておそらく想像以上に大変だと思うんだよね。

例えば最初は24時間目が離せないって生活が何年か続くのよ。
自分がトイレ入る時でも開けっ放しでってくらい…
相手は何すっかわかんないからね…
買い物でもなんでも連れて行かなきゃなんないし、たとえ1~2分の用事でも車や自転車、ベビーカーに乗せっぱなしなんてできないんだからね。

女性イコール専業主婦って時代の時であっても一人じゃとてもとても…
祖母だったり主婦仲間に助けてもらって どうにか…
なんて声は当たり前にあったような…

「子供のことなんぞ男が知ったことか」って世代のオレが言うのもなんだけど(笑)

そうそう、それから男に対する経済的役割イメージの緩和も重要だったんじゃない?
女性の社会進出が進めば、男だけで仕事独占できなくなるわけだから…(笑)

まあ いずれにしても、まずは早いとこ現役世代たちが安定した暮らしを維持できる社会システムを作ってもらわないとね。
そしたら、あたりちゃんも今の仕事も続けながら安心して20~30人くらい子供を産めるかもしんないんだし…(笑)

な、なんで、あたしにばっか「産め産め」ゆ~のよ!
女性は子ども産むための道~具じゃないって何回もゆってるでしょ!

人生を賭けたバクチ?

おい、あたり!
新井そっくりの男が現れてオレの子産んでくれって言ったらどうする?

えっ♡♡♡⁉︎

ただし、あいつと違って安月給とか非正規とかブラックとか不安定な職業の…
あるいはB級2班とか底辺のマンガ家とかよ…(笑)

ガッビ~ン…!!!

う~ん…
やっぱ安定した収入とか身分とかがないとさ~…

あらまあ…(笑)
やっぱり男の経済力は重要か…
子育て支援は間違いなく大事だけど、やっぱりその前の段階にも何かしらの手を加えないとダメってことなんだね…

……

ううん!
やっぱり産む…
たとえ無職でも…!

ホント⁉︎

子や子孫たちのことをいつも大切にしてて、しかもすっごく信心ぶかい人たちが「い次元の少~子化たいさく♡」やってくれるってゆってるし、それに運命~とジンセ~かけてみる!

ダ~リン♡のこと好きだし…
たしょ~、まがい品でも…
やっぱ愛がだいじなの
ウッフン♡

新しいカモの開拓

さて、かなり長くなっちゃったけど最初にちょいと振っといた人口減少の中での競輪についても語ってみるね。

A面の話じゃないけど、これから本当に毎年毎年、県ひとつ分の人口が消滅していくなんてことになったら10年後の競輪場なんて…

「う~、こわ!」

この先の日本って、外国人労働者、移住者をどんどん受け入れるって形にでもしてどうにかしようってことになるんだろうか?

もし、そうなるといずれは右を向いても左を見ても当たり前のように元は他国がルーツの人って風景になるよね。

で、もし そうならさ、競輪業界も今から本気でそういった人たちに目を向けるって必要もあるんじゃないのかな。
減り続ける日本人ばかりをターゲットとして考えるより…

もちろん、日本の新規ファン、若者向け戦略を続けていくのは絶対忘れちゃいけないんだけど、それに加えてこういうこともやっちゃうのって、どう?

例えば競輪場内の様々なスペースに外国語表記の案内板等を置き、出走表や予想紙も外国語版を制作。
各場に競輪に精通した通訳、翻訳関係のスタッフを置いて外国人系来場者への案内や対応をする。

そんで競走前日の選手インタビュー、コメントや実況放送なんかも全部外国語版もセット。

ネットの情報や記事も全て外国語バージョン同時配信。
予想屋も同様。

でもって、これが何より重要?なんだけど外国人向けコーチ屋!

もちろん詐欺をさせるってんじゃなく、正業としてちゃんと雇うの。
仕事は、ちょっと場に入り込んで来ちゃったような外国人系の人にまとわりついて外国語で競輪の面白さやあれこれ、買い方なんかをコーチする役割…
つまり本当の意味でのコーチ業。

「グエッヘッヘッ、オレの言った通り買ってみな…」

って言葉は、もちろんご法度で(笑)

まっ とにかく初心者には、コーチをしてくれる存在って本当に大きいからね。
オレも、最初は知人に教えてもらいながら覚えていったしさ。

ヤジもグローバル化

う~ん、考えだすといろんなプランが浮かんでくるな…

とにかく、もしそういった時代を迎えることになるのなら手始めにやりたいのは在日、在留の外国人たちを現場に招待しまくるってことかな。

いろんな国やルーツの人たちに競輪を知ってもらい、それぞれの母国語で競輪を語れるマニアを一人でも多く作るため…

そしたらそのうちSNSなんかを通じて競輪を知った競輪目当ての外国人観光客が多数出現してくるかもしんないじゃん。

「SAKURA!FUJISAN!SUSHI!SUMOH…」
そして
「KEIRIN!」

…なんてね(笑)

それにしても、いろんな言語が飛び交う競輪場ってのも楽しそうだよな~。

「○○○○~!」
「○○○○○○○○~!」
「○○○○○○○~!」

日本語の

「バカヤロ~!」
「クズヤロ~!」

ってセリフもいろんな言語に変換されて耳に入ってくるんだもんね。
選手だって、外国語のヤジなら何言われてっかわかんないから それほど腹も立たないだろうし…(笑)

それとも逆に外国系の人たちが

「ヴァッカヤ~ロ~ゥ!」
「コンノヤ~ロ~ゥ!」

みたいな言葉を発するようになるんだろうか?(笑)

未来は明るい

とにかく業界は、そのためにも一人でも多くの他国語を話せる競輪の専門家を作らなきゃね。

あっ、そ~だ!

オレの知り合いの学習塾の先生、以前あらためて英語を勉強し直してるって言ってたけど、競輪も長年やってた人なのよ。

転業させるってのも手だな!

それにしてもさ、もし競輪場が外国人系のお客さんだらけなんてことになったらすごいんじゃない?
特に観光客の場合は本場に来てくれる可能性が大だし。

そうなりゃ、マスコミやメディアにも結構取り上げられるかもしんないよね。
で、そうなったら外国人の友達を作りたかったり言葉覚えたいって日本人が足運ぶようになるかも。
選手見るためでなく…(笑)

うん、オレも行きたい!

さて、好き勝手しゃべっちゃったけど、どうこのプラン?
予算と時間は結構かかりそうだけど、国内にカジノ作るってパターンよりいいと思わない?

なるほど、ちょっとおもしろそうだね!

本場に来る人って常連さんになるパターンが多いからSNSにたよらず本当に外国人の友だちいっぱいつくれるかも…

ホントホント!
日本在住の外国人と仲良くなれたらオレも外国語覚えられるようになるかも(笑)

け~りん通って外国語マスタ~か…
いいね!(笑)

はい、とゆ~わけで今回はそろそろおしまいです。
タナカセンセェの無責任な夢物語が長くなってしまい、も~しわけありませんでした。
では、「シ~ユ~♡」

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