88話B面文章『いつも、ありがとうございます!』

それにしても、ほんっとっっ さむいですね~~~っっ!!!
タナカセンセェ、なんかあったかくなるよ~な話ある?

そんなの、逆にこっちが聞きたいよ
オレだって、も~寒くて寒くて寒いだけの日々…(泣)

電気代や灯油代が高いじゃん
一日中ほぼ家の中って生活で暖房つけっぱなしってわけにもいかないからね

引きこもり人間の矜持?

という訳で毎日ふるえて過ごしてるオレ。
心温まるような話ったって困っちゃうよなあ…

そうでなくても引きこもりの孤独老人。
人様と接する機会なんて ほとんどないし…

あったとしても せいぜい電話かメールくらいのもん…

ひきこもって毎日なにやってんの?

おいおい、オレだって一応芸術家、アーチストよ!
このブログのためのマンガやイラスト、エッセー作りに日々精魂傾けてるわけじゃん(笑)

あと、毎日の家事やスーパーでの買い物だってあるからね
あまりの寒さに最近サボり気味ではあるけど…

なるほど、センセェのなかではこんなブログも「ゲ~ジュツ活動」の位置づけだったのか…(苦笑)

チエッ
そうやってすぐオレを見下すんだもんなぁ…

あっ、そ~だ!
今思いついたんだけど、それなら、オレにとっては数少ない 人との接点であるメールにまつわる話でもしようか?

別に心温まるってほどじゃないけど、それでもオレ自身は少々ホッコリ気分にさせてもらえることもあってさ…

唯一の読者?

何回前くらいからだったかな…?

ブログを更新すると、知人が内容に絡んだメールをしてくるようになったのよ。

最初の頃は特になんとも思わなかったし返信するのがめんどくせえな…
ってくらいの感じだったのね。

大抵、くだらない文面だったし…(笑)

でもね この寒さに加え、さっきも話したように一人家にこもってって生活でしょ。
そんなもんでも、読むと案外 凍えた心が和らいだりすんのよ。

「お~、一応読んでくれたんだな…」

「少なくとも読者が一人いた!」

ってことで、ちょっと嬉しい気持ちにもなるし…

たとえ からかいの内容であったとしても、世の中に自分のことを頭に浮かべてくれていた人間がいるって すごくありがたいことじゃん。

孤独感だって薄れるしね。

年寄りの心境

ちょっと話はそれるけど、実は最近こんなことも感じるようになってきてたの。

(なるほど、これが老人ならでは?の寂しさなのかな…)

同じ孤独でも、若い時なら希望ってのが担保されてるでしょ。

「いつか、こうなりたい…」
「してみたい…」

って具合に。
実現するしないは別として…

だけど、年寄りってのはもうゴールに近いところまで来ちまってるわけじゃん。

「いつか…」

ったって、それより、いつ死んじゃうんだろう?
って方が現実でしょ(笑)

他者との関わりも別離ってのがどんどん主になってきちゃう。
親族や知人だけでなく、同世代の著名人だったりの訃報を聞いて愕然となるなんて機会は増える一方…

まっ、そういう寂しさを実感しながら生きているとさ、だから知人の くっだらないメールひとつでも癒されちゃったりするのかも。

考えてみりゃ、普段の生活の中でも何気ない小さな思いやりや優しさに結構感激できるようになった気がするもん。
若い頃は結構鈍感だったのに…

例えばさ、さっきもちょっと話したけど、オレのためにメッセージを送る時間を費やしてくれたんだって思うだけで感謝の気持ちが もう湧いてくるしね。

同世代の暇人じゃなく、忙しい現役世代の方からってなら なおのこと…

ん、待てよ…
ひょっとしてオレの生存確認のつもりなのかな?

たしかに、今オレがここで死んだら発見されるまで結構な日数要するかもしれんし…(切実)

そういや以前、別の知人だけど電話に出たら

「生きててくれたか、良かった〜」

って、言われたこともあったっけ…

こういうのも一応感謝だね(笑)

ありがたい存在

そうそう、そういやこの方達とのメールのやり取りでもオレは結構ホッコリ気分にさせてもらってるかな。

このブログを作るため協力いただいてる、選手会埼玉支部の白岩大助さんと新井剛央さん。

A面のお二人のコメントは、いつもメールでお願いしてるのね。

ただ、お二人とも現役の選手であり支部の仕事もなされてるでしょ。
えらくお忙しい身なのよ。

で、当たり前だけど、お二人側にしてみれば、何かしらのコメント文章にして送るのって七面倒くさい作業じゃん。
しかも仕事ではなくボランテイアだから…

最初は快く引き受けたものの だんだん億劫に…
ってなられても不思議はないし、こちらも文句は言えないのね。

でも、もう4年くらい続けていただけてるのかな?

でね、実はそのお二人にコメント受け取る時にホッコリさせられるわけ。

白岩さん

白岩大助支部長

まず、支部長の白岩さんなんだけど、どんなに忙しくても文句一つ言わずコメントを作ってくださるのね。
(もちろん新井さんも)

しかも、その都度 少しでも楽しい文章にしようと色々改良試みたりというのが結構伝わってくんの。

先に話したように仕事でもなんでもないのよ。
なのに、いつも一生懸命取り組んでくださるってことで こちらも結構胸が熱くなるんだよね。
冗談抜きに。

きっと支部だけでなく、お客さん、競輪界全体のことを大切に考えてくれてる人だからなんだろうな…

現場とかで姿お見かけすることもあるけど、人に対するさりげない気づかいとか心配りぶりも大したもんで本当に感心してるんだよね。

年齢はオレより20歳近く下なんだけど「大人度」は遥かに上かな(笑)

何事にも一生懸命取り組んでいる白岩さん、実に魅力的な若者(?)です(笑)

新井さん

新井剛央副支部長

さて、それでは次に副支部長の新井さん。

オレ、この人にもいつも本当感心させられてんだ。

まずは、普段のメールのやり取りなんだけど、いつも礼儀正しく とにかくキチンとしてるの。

最初そうでも だんだんと…
ってのも よくあるパターンなんだけど、新井さんはずっと変わらず、こちらへの丁寧なあいさつ文から始まる文面でコメント送ってくださるからね。

こう言っちゃなんだけど

「本当に競輪選手?」

って思っちゃうくらい。

こちらが、お願いのメールを送ると必ず

「かしこまりました」

って確認の返信をくれて、しかも いつもこちらを気づかって早め早めでコメント送ってくださるの。

実はオレ、これには本当救われてんだ。

日程に余裕があると、送られたコメント参考にこちらの作った文章に手直し加えたりもできるでしょ…

そんなこと一つとっても誠実な人柄がすごく伝わってくるし、だからメールのやり取りだけでも本当に良い気持ちにさせてもらえちゃう。

「汚い言葉」を駆使して生計立ててきたオレが言うのもなんなんだけど、丁寧な言葉で礼儀正しく接してもらえるって これもある意味すごく癒されてるような気持ちになるんだよね。

人間、大切に扱ってもらえてるって感じられるとすごく嬉しいし幸せな気持ちになるじゃん。

特に現役世代から外れるとなおさらそう感じちゃう。

昔はオレだって一応チヤホヤされたこともあったんだけど(大盛)、今は

「なに、このジイさん?」

「邪魔だからアッチ行ってて!シッシッ…!」

って感じだから(笑)

そうそう、ついでに言うと言葉づかいがキレイで礼儀正しい人って それだけでえらく魅力的に映るでしょ。
新井さんときたら、その上あの見た目…

神様って不公平だなって これもつくづく思ったわ…(笑)

オレの人間観察力は?

たぶんお二人とも気づいてないだろうけど、ゆえにお二人からのメールでも いつも心をあたためてもらえてるってこと。

お二人がこのブログ読んでくれているかどうかわからんけど(笑)、感謝の気持ちでいっぱいですってことを最後にお伝えしておきたいな。

「いつも、本当にありがとうございます!」
「車券の方は別として…」

さいごのひと言だけ よけ~だけど、さすがタナカセンセェ!
だてにモ~ロクしてないじゃん!
ふたりのこと、よく見てるね~

冗談抜きにお二人ってすごく素敵な紳士だと思うよ

もちろん、こっちは外部の人間だから色々見ているわけでも知っているわけでもないんだけど、反面、今までいろんな人と関わってきてもいるから人柄の推測くらいはできるからね

で、その人柄の推測の的中率は?

ハッハッハッ
けっこう悪いかも

「『オレオレ詐欺』に引っかかる典型的なやつ」
って よく言われてし(笑)

でもね、お二人とも初顔合わせの頃からまったく変わらず接してくれてるからね
モノホンの誠実な人って可能性大かな(笑)

あったりまえでしょ!

特権階級?

ってなわけで、「あったかくなりそうな…」ってのとは ちょっとずれちゃったけど、聞いててイヤになるような話ではなかったでしょ?

まっ、でもさ、寒くてあったまりたいって時は他人の話なんかより風呂か布団、こたつの中がやっぱ一番!(笑)

あっ、そ~だ!
さっき「歳とって寂しい…」的な話しちゃったけど、逆に こういう特権は手に入れられてんだよね。

毎日、たとえ目が覚めても好きなだけ布団の中にいられること!

寒い朝、布団から出るのって本当にツラいじゃん。
この冬は、たまに夕方くらいまで寝てることあるよ(笑)

「うわ~、うらやまし~~~っっ!!!」
って い~たいとこだけど、まっ、いっか!
世のおじいちゃんもおばあちゃんも、み~んな なが~いあいだがんばってきたんだもんね。
タナカセンセエが、ちゃんとがんばってたかどうかは知らないけど(笑)
とゆ~わけで、みなさま
「でわ!」

【追記】

のブログの記事部分って制作の都合上、こちらが先にほぼ完成させたあと その後に送られてくる白岩さんと新井さんのコメントをドッキングさせるってパターンがほとんどなのね。

したがって今回もお二人のコメント内容知るのは こちらが文面作り終わった後。
もちろん、お二人も こちらの記事内容はブログ更新されるまでわからず。

で、今回お二人から送られてきたコメントなんだけど、やっぱり目を通していて感動しちゃったのよ。

先に届いた新井さんの文章もそうなんだけど、特に白岩さんの文章、まさにこちらが記事にした通りの力作でしょ?

いつも時間をかけて一生懸命考え作ってくださってるってことの証だし、それが本当に伝わってくるもんね。

改めて頭が下がるとともに感謝の気持ちで一杯になっちゃった。

でもさ、お二人とも本業で大変な時は遠慮なく手抜きしてくださいね。

次回の予定なんて、ど〜せ大澤裕之選手(71期•埼玉)だし…(笑)

A面マンガにもどる

SR51話B面『新年早々悩みまくり?』

本日のざれごと

はい!
と ゆ~わけで、せっかくシャバにもどれたと思ったら、こんどはハゲ2人にセクハラうけまくりとゆ~A面でした…

生まれかわったら「け~りん」カンレンのおしごとだけは、ぜったいやめようと思いました。
きょ~は、もう帰ります…
「でわ!」

あらま
また帰っちゃった⁉︎

あたりちゃん、最近 職場放棄が増えてきたなあ…

たぶん「夜の商売」のバイトでも始めたんじゃねえのか?
GPで大負けして、その上 大宮記念の期間は留置場で欠勤…
金欠で首がまわらなくなったんだろ(笑)

競輪ファン向けのサイトで、そういうこと言うのもどうかとは思うけどね(笑)

ほい、それじゃ「夜のお仕事」に出かけた?あたりちゃん抜きで早速『ざれごと』いくね(笑)

創作活動って…

最近…
といっても、2022年の暮れの話なんだけど ネットの記事で少々考えさせられた事があったんだ。

アニメーション監督・新開誠さんのインタビュー記事の中に、こんなセリフがあったのよ。

「誰かを傷つけないよう 慎重に傷つく部分を避けて描かれた物語は 誰の心にも触れない」
「誰かの心を動かすということは暴力性をはらむ」

いろんな事柄に当てはめることもできるので、なるほどなって思って…

レベルの低い例えになっちゃうけど、A面の「あたりちゃん全裸カット」だって、こっちとしては笑ってもらいたくて一生懸命描いたのよ。
でも、これ見て不愉快になったり、あるいは傷つく人だっているとは思うんだ。

職人さんが精魂込めて作った見事な「活け造り」だって感動する人もいれば残酷だと思う人もいるように…

何をどのように表現したってさ…

ちなみにオレ、あたりちゃんに「ハゲ!」と笑い者にされても かえってそれを楽しんでるけど、「ハゲ」ってセリフに思い切り不快感を持つ人は間違いなく存在するからね。
オレだって、もし20代とかだったらたぶん傷つく側に属してただろうし…

よって

「『ハゲ』という言葉や表現を公に使うのは有りか無しか…」

こういう問題提起がなされるって風に発展していくんだろうけど、本当に難しいよね…

そもそも、正しい答えがないって部類のことのようにも思えるしさ…

仮にギャグでなくても、創作物はどのようなものでも確かに新開さんのおっしゃる通り、こういった問題を必ず抱えているものではあるよね。

でも、恐れず自身の信念を貫いてこそ人の心に響くってところも まさにその通りって感じるし…

発信ってこわい…

そういや、日常生活の中にだってそういった問題は当たり前のようにあるかも。
例えば、相手側にとっては悪意のまったくない100パーセント善意からだけの言動でも、こっちにとっては苦痛に感じたり迷惑でしかないような事って結構あるでしょ。

「勉強しなさい!」
とか
「聖書読みなさい!」
とか…(笑)

話はちょい飛ぶけど、オレって、元々は小心者なのね。
ゆえに人間関係は、己の信念よりも極力もめ事なきよう、起こさぬようって考えちゃう方なのよ。

だけど、何かを発信するって行為はイコールそのきっかけを作り出してるのと同じでしょ。
って事は、ネットの様々な記事やコメント、SNSとかもそうだけど、マンガなんて も~最悪じゃん。

(ひょっとして、この表現も誰かを傷つけてるのかな…)

なんてこと考えながら描き続けるってのも、オレの場合はけっこう精神に負担がかかるのよね。
重ねて言うけど小心者だから…(笑)

「幸せそうな笑顔をたくさん見れて私も幸せ」

みたいな発信だって、人によっては置かれている状況や環境によって傷ついたりするかもしれないんだし…

な訳で、小心者が こんなことよく30年以上も続けてきたなあ…
なんて思ったりもしちゃうわけ。

まっ、それでも若い時ってのは世間も物事もあまり知らないし 深く考えないから勢いだけでなんでもやれちゃうってとこはあんだろうけどね。

考えれば考えるほど…

そういや、結婚とかだってそうじゃん。
視野が狭くて深く考えてない(笑)から出来るんであって、色んなことどんどん考えられるようになると かえって決心つきにくくなると思わない?

どころか、するのが恐ろしくなったり したくなくなっちゃたりとか…

相手が見つからないってのは、また別の話だけど…
あっ、オレのことか(笑)

てな訳で、今度もし生まれ変わってもマンガ家とかになるのはやめておこ(苦笑)

というか、もう面倒くさいからこの世に生まれ変わって出て来たくもないんだけどね(笑)

あっ、でもでもでもね、もし現世での失敗体験をスライドさせて意識の中に持ち越して良しっていうならぜひ生まれ変わってみたいかな…?

人間って変われる?

さて、これから語る内容も最近ふと考えちゃったこと。

この歳になって、ふと思ったんだ…

「人間って、結局変わんねえ、変われねえんだな…」

って。

オレが50代前半か半ばくらいの時だったかな…

歳上の方に

「センセェ!人間なんて、変わんねえよ」

って言われて

「う~ん…」

(でも オレもそうだけど、人って「変わりたい」って結構思い悩みながら生きてるもんだろうし…)

人間は、「変わる」「変わる事ができる」って風に そん時は結構思ってたんだよね。

でも、60を過ぎて 「その通りかもな」とも思えるようになってきちゃった。

年月を経て性根は?

この歳になると人様とのそれぞれの付き合いも結構な年月になるでしょ。

親族はもちろんだけど、例えば、近所…

というか、元近所だった※『第17代競輪王』の桜井久昭さん(28期・OB)とだって、気がつきゃ もう25年くらい。

(※「新山響平(107期・青森)のことは知ってても、オレのことはもう誰も知らねえ~」って先日、飲み屋で なげいていたので記入)

学生時代の同期なら40年以上だし、作家デビュー時に知り合った人間だって もう30年以上…

で、気づいたの。

みんな、知り合った当時と性分•性格的なもの、行動ぶりはほとんど変わってねえってことが…!

それぞれに長い年月で様々な経験 体験を経た後でも…

生真面目な人は生真面目のままだし、几帳面な人は几帳面なまま(大笑)

そりゃ、外見はもちろん、生活環境や状況みてえなもんは結構変わってるよ。
相手と場所によって態度をコロコロ変える技術も、それなりにみんな身につけてきてるし…(笑)

だから、部分部分的なものなら、いくらでも変わるし変われるとは思ってんの。
良くも悪くも。

悩みまくって40年

考えてみりゃ、自分自身だって根っこの部分は10代の頃からほとんど変わってないからね。
歳とともに多少の知恵や知識が加わったってだけで。

それでもね、たしか高校生くらいの頃からかな。
ず~と思い悩んではいたのよ。

(このままじゃいけない、変わりたい)

って風に一応は…

根暗で悩み症でもあったから(笑)

でも、気がつきゃそのまま40年以上 ただ同じように悩み続けてきただけ…

結局、違う自分になろうってのが無理な話で、ただただ悩み続けるってのがオレだから、きっと死ぬまでそうなのよ。

オレのこと知ってるヤツは、きっと相槌打ってるだろうな(笑)

そういや超大昔、知り合った人とこんなやりとりしたことがあったっけ…

「オレのどこがいいの?」

「悩んでばっかりのとこ…」

思わずずっこけたって記憶があるんだけど、去年は知人にこんな風に言われたもんね…

「カウンセリングが必要なレベルかも…」

人によって見方は様々(笑)

あきらめが肝心

なもんだから今更だけどこういう風にも思ったんだ。

例えば他者に

「こうなってもらいたい」

とか

「いつかわかってもらえるんじゃないか」

的なことはもちろん

「こういう部分が変われば好転するかもしれないのに」

とか

「もっと魅力的な人間になるのに」

みたいな思いを過剰に持たないほうが賢明かもって。

(人間って、そもそも変われねえんだから…)

それに、新開さんの記事について話してた内容にもちょっとリンクするんだけど、こちらは善意の気持ちからであったとしても相手にとっては逆かもしれないでしょ。

そう考える判断基準だって、そもそもが自分の価値観からなんだし。
自分の価値観が正しいって根拠も存在しないしね。

親子関係、友人関係、夫婦関係、そして他人の関係…
それを踏まえて、関わり方を模索していく必要があるんだろうなって風にも、新年早々思い悩んだ次第です。

そうそう、自身との関わり方もね。
これが一番重要だった!

さっき、「失敗経験をスライドさせられるなら生まれ変わっても…」って話をしたけど根っこは変わりなしってんなら、やっぱ生まれ変わって出てきたくはないかなあ…(笑)
結局、それでまた悩み続けることになるんだから…

悩むのって本当疲れるもんね(笑)

新田選手、見事でした!

さて、あいかわらず長くなっちゃって申し訳ないんだけど、正月の立川記念で完全Vを決めた新田祐大選手(90期・福島)について、どうしても触れたくなっちゃったんで許してね。

いや~、立川も見事だったんだけど、その前に競輪祭、暮れのGPと実にいい仕事をしていて、さすがだなあって改めて思ったのよ。

競輪祭は、キッチリ新山選手の優勝に貢献したし、そして あのGP。

ネットを眺めてると

「なんで松浦(悠士/98期•広島)と競らねえんだ!」

みたいな声も結構上がってたけど、オレは逆の感想持ったんだ。

だってさ、あそこで即 競りに行ったって脚は使っちゃうし、ましてや相手は松浦選手。
しかも外競りでしょ。

もし、がんばればがんばったで、郡司浩平選手(99期•神奈川)や平原康多選手(87期•埼玉)、そして脇本雄太選手(94期•福井)たちのチャンスを膨らましちゃうことになるじゃん。

だから、下げたまま仕掛けどころに入るまで松浦選手の後ろを黙って追走って判断は大正解だったと思ったの。

で、おそらく新山選手が発進するタイミングに合わせて追い上げ再びドッキングってのを狙ったんじゃないのかな。
実際、そうなったしね。

もし、追い上げ失敗の場合は3番手から捲りでって戦略の方が、松浦選手との競り展開より勝つチャンスが大きいようにも思えるし。

反面、気の毒だったのは、守澤太志選手(96期•秋田)かな。

新田選手が追い上げ策って形になると、たとえ新田選手が番手取り成功しても外で松浦選手と3番手での競りってなっちゃうからね…

でもさ、東北勢が『フラワー戦法』って考え方で臨んできているんだとしたら、それでも守澤選手は「OK!OK!」ってとこ?
実際は知らんけど…

結果的には脇本選手の大捲りに飲み込まれちゃったけど瞬間瞬間の判断、戦略としては実に見事だったなって思ったの。

そして迎えた立川記念決勝。

今度は逆に、あっと驚くイン粘り策で本線の南関東を分断、松井宏祐選手(113期•神奈川)目標に展開有利とされていた郡司選手を破っての完全V達成。

前回のブログでは、「脇本選手スゴイ!スゴイ!」だったけど、実は同じくらい「新田選手ってさすがだなあ…」とも思ってたんだよね。

とにかく年末年始と素晴らしい競走を見せてくださる選手の皆さまたちには感謝申し上げます。

おしまい!

【追記】
「さすがだなあ…」の新田選手、次走の和歌山記念優勝戦、脇本選手後位で これまたイン粘りの展開に。
今度は脇本選手マークの古性優作選手(100期•大阪)に見事どかされジ•エンド…

にはなっちゃったけど、実はこのレースでの新田選手、道中で脇本選手とけっこうな主導権争いやって出切られちゃった後にイン粘りに出たのよね。
つまりさ、かなり脚を使った後に例えインとはいえ あの古性選手とさらに長くやりあったのよ。
ってなわけで、今度はこの言葉。

「見事な闘志!大したもんだ!」

これからは新田選手の自在戦も度々見られるようになりそうです。

はい!
ってなわけで、今回も あたりちゃんがいないので締めもあたくしが。
「でわ!」