55話B面『歴史的事態の中の自分』

たいへんな事態になって、もう2ヶ月以上
ダーリン♥♡♥のあの美しいお姿も、ステキな笑顔も、あま~い声も遠いまま…
このままじゃも~あたしは気がくるいそうε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
ウエ~~~~~~ン(大泣き大泣き大泣き)。・°°・(>_<)・°°・。
ハイ!
というわけで、あたしは今日もフテ寝です( ̄^ ̄)ゞ
おやすみなさい(( _ _ ))..zzzZZ

365日発情しているメスのシーラカンスは、この歴史的な日々の中、日々フテ寝だとよ。

今、世界で起こっているウイルス問題って、今後100年たとうが1000年たとうが、世界史とか日本史、子供の教科書とかにも普通に出てくるような、かなりの大きなレベルのことのようにに思えてるんだ、オレは。

世界恐慌とか、世界大戦とか、その昔、立川での③⑥四連発事件(30数年前の立川競輪で③⑥の目が4回続くという神がかり的なことが起こり、現場にいたハゲのタナカが愕然とする)とか並みの…

しかも今は映像だの音声だの、何でも大量に残せる時代だろ。

今の政治家や官僚の言い草や対策、民衆の行動、メデイアやネットで飛び交った文言、競輪の開催中止と競輪選手の生活苦問題なんかが、後世に延々と伝え続けられていくことになるんじゃねえのかな。

緊急事態宣言発令中に、あたりが髪振り乱して絶叫しながら民衆に混じって、乾パンや煮干し、シミーズやズロース買い漁ってる姿とかもよ…

記録映像や報道写真だから写っている奴らの顔に、いちいち目隠しやぼかしなんて入れねえだろうし、そういったもんが後世の人間たちに延々と眺め続けられるわけだ。

そういう状況下に置かれてるっていうのに、何も考えずよくまあ寝てられると思うぜ。
万年床で歯ぎしりしながらよだれ流してイビキかいて、下着から何からそのへん脱ぎ散らかして大股おっ広げてケツのあたりボリボリ掻いてさ…

言っとくけどオレは、後世に己の恥を晒さぬよう、至る所にカメラがあるこの日常で、ベルトを常に緩めていつでもズボンとパンツを下ろせるようにして行動してるぞ。

何かの拍子にオレの姿が写されちゃいそうなとき、瞬間フリチンにでもなっときゃ、例え記録映像や報道写真であったとしても絶対使えねえだろうからよグッヘッヘッ…!

あたりのざれごと

ガバッ!

あ、あたし今とびおきました((((;゚Д゚)))))))

ヤバイ(゚o゚;;

たしかに今って、そ~ゆ~歴史的なときかも(><)

あ~ん、ど~しよ(>人<;)

カンパンやニボシに、シ…シミーズやズロース?

…とかは、もちろん買ってませんけど、で、でも…

マスクはもちろん、テイッシュとかトイレットペーパーも最初のうちは…

やっべえな~>* ))))><
だったら美容院にもちゃんと行って、メイクもカンペキにしてから行くんだった…

あたしだって知らないうちに写ちゃってるかもしんないもんね…

1000年たっても2000年たっても、やっぱかわいくキレイな姿でのこってたいからなぁ…☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

う~んと、でもセンセェの対策の方なんだけどさ…
ウイルス騒動でおかしくなっちゃった人ってことで、かえって写真とか撮られやすいんじゃないの?

もちろん、使われるときにヘンなとこのボカシは必要だけど…

あっ、そうそう、あとさ~
あたしのことでウソあんまり流してほしくないんだよね!

ガールズのせんしゅじゃあるまいし、そ~ゆ~寝かたしてないから!!

そりゃ、たしかにいっぱん的な女子たちど~よ~、ベッドと称するじっしつ万年床で、たまには大股びらきでおしりかきつつヨダレとイビキかきながらねっちゃってることはあるけど、パンツはちゃんとはいてるよ!

上のほうは、そりゃ、ひとりのときはさ…。・°°・(>_<)・°°・。

センセェだって、むかしは奥さんいたんだからごくふつーの女の人の寝かたくらいわかるでしょ…

な~んちゃって、さて、ここからはちょっとマジメにΣ(-_-)

たしかに今起きていることって、永遠に記録として残されていくレベルのものかもしれませんよね。

つまり、自分もいきなり歴史的事態の中の当事者になっちゃったってことなんですね…

戦争体験者の方や災害体験者の方たちみたく…

そして10年20年と過ぎても、あの時ああだったなこうだったなってきっと思い出すんでしょうね…

その時に恥ずかしい気持ちにならないよう、日々の行動は気をつけて過ごさなきゃってあらためて思いました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

ハゲてるタナカの
とってもつまらないざれごと

こういう時にくだらない話で恐縮なんだけど、立川③⑥四連発事件の話をちょっとするね。
今の世の中の状況とはレベルが全然違うんだけど、突如どうしたらいいか困っちゃう事態に遭遇するって事でふと思い出しちゃってさ。

マンガ家としてデビューできる前のことだから、昭和の時ではあるんだけど年月はカンペキに忘れちゃった。

ある日、普通に競輪行って車券買ってたのよ。
で、何レースだったか覚えてないけど、たぶん真ん中あたりのレースで③⑥で決まったのね。
買おうかどうしようか迷って結局切った車券だったような気もするんだけど、とりあえずは「チックショウ」だったの。

で、続くレースでまた③⑥。

そのレースももちろん③⑥は買ってなくて、「ご祝儀買い(取れた車券と同じ目を次のレースでも無条件に買う)してるヤツは取ったろうなチクショー…」
と思っただけ。

問題はここから。

その次のレースを買うにあたって当然悩みが生じるのよ。
仮に③⑥が十分狙える目だったとしてもえらく買いづらいでしょ。
いくらなんでも同じ目が3回続くなんてさ…
(もちろん③⑥が狙えるレースだったかどうかなんて覚えてないけど)
反面、ツラ目できたら、そういう流れがあるって事で黙って乗っかっれってのも良く言われるセオリーなんだよね。

当然だけど、ふたレース続けて③⑥取ったヤツは、次なんて、も~喜んでポーンとぶち込めちゃうわな。

ちょっと悩んだけどオレは結局切ることにしたの。
もし、買って来なかったらバカ丸出しに思えてさ…

んで、そしたらなんとまた③⑥!

さすがに場内ざわついたよ。

オレだっても~、さすがにカ~ッとなったね。
悩んだ末、また切ったんだからさ。

でさ、その次のレース。
も~どうすりゃいいのか、わっかんねえよね。

それまで取れてるヤツらはいいよ。
一発目からのヤツはもちろん、途中から乗っかったヤツだってここぞとばかりにさらにイケイケ気分じゃん。
そもそも、三発続けて取れてりゃ金も相当浮いてんだし。

もちろん走る選手たちだって絶対意識してたと思うしさ。

結構いい配当が続いてたような記憶もあんだよな…
まあよく覚えてねえけど…

とにかく、この時のオレの気持ちってホント複雑よ…
っつうか、も~大変!

まず、金は残り少ない。
何としても金が欲しい。
ここまで③⑥を切り続けている。
それを後悔している。(特に三発目)
でも、今更引っ込みがつかない…
でもでも、ここまで来たら妙にそそられる…
でもでもでも、可能性あるなしに関わらずそれまで切り続けてきた身にとっては、さらに③⑥は買いづらいものとなっている…

しかも困ったことに、なぜかまた③⑥が来ちゃいそうな妙な空気も流れてたのね…

③番と⑥枠の選手も相当気合入っちゃてたろうし…

でも、だったら、他の狙い目と一緒に③⑥も買っちゃえばいいじゃんっ…、て簡単な話じゃないってのはわかるでしょ。

手元の金が残り少ないんで買い目なんて増やせねえじゃん。

そもそも車券買う目的は、当てるためじゃなくて、当てた時にどれだけ儲けを出すかなんだから…

たぶん四発目の③⑥はでかい配当だったような気もするし、だとしたら手持ちが少ない中、可能性の低い目にまわす資金なんてないよね。
(仮に安目の配当だったとしたらなおさら買いづらいけどさ…)

まさに今、ウイルス感染禍の中、も~どうしていいかわかんねえって途方にくれてるのと同じ状況。
自粛に協力はしたいけど資金の問題で休業は…
みたいなさ(えらく不謹慎な例えだけど)

ってなわけで四発目の③⑥も結局オレは買わず…
というか買えずで、その日も見事オケラ。

帰り道はホントつらかったな~!!!

ホントにこの頃は、学生の時からアルバイトして作った金だったり、イヤイヤ勤めていた会社の給料だったり、やめちまった後の失業給付だったり、バカスカバカスカ競輪に突っ込んじゃってったからさ…

その後、超恵まれで競輪描くマンガ家になれたから良かったものの、そうじゃなかったらホントやばかったね…

あっ、でも失業給付のおかげで、より長い期間無職を続け競輪やれたおかげでその後につながったんだから、やっぱ給付金て大いに意味あるもんだよね、うん!

もちろん職安には求職活動続けてるって嘘つき続けたんだけどさアッハッハッ

【今回の記事内容に関しまして、通常より嘘は少なめとなっておりますが、やはりある程度は盛り込んであることご了解くださいませ】

A面マンガにもどる

番外編9『団結の時代を偲んで…』

ヤッホー!
あたりで~す♡♥♡♥

お仕事いがいのみなさん、ちゃんとおうちにいますか~?

あたしもちゃんとひきこもってますよ~(● ˃̶͈̀˂̶͈́)⁾⁾

こういう時こそ、みんなで協力しあわないとですもんね( ^∀^)

というわけで、またまた番外編のお届けです♪()♪

今回は、今のこういう状況にちなんで?、そのむかし協力や団結の大切さを日本中に説いてまわったという「フラワーライン」のお話です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

では、ど~ぞ…

なんとまあ、すさまじいこと(汗汗汗)d( ̄  ̄)

…というより、センセェって大昔からちっとも変わってないんですねΣ(-_-)

それよりさあ…
なんなんです、この「フラワーライン」って>* ))))><

いくら協力や団結が必要ったってさあ…Σ(-᷅_-᷄๑)

そりゃまあ、あたしも父から話はよく聞かされていたので名前くらいは知ってましたよ。
とくにタイトル戦で、ここぞとばかり徒党をくんで暴れまわってた集団だって…

父いわく

「日本人にとって団結がいかに大事かっつうのは、その昔「フラワーライン」ってのが我々に散々教えてくれたんだ。
団結が嫌いな性分の客や中野(浩一/35期・OB)が、当時どれだけ泣かされたことか…」

だそうなんですけど…

それにしてもさあ…。・°°・(>_<)・°°・。

う~ん………………

あたりのバカが、親父からどういう風に聞かされてきたのかは知らんが、何となく誤解があるような気もすんだよな…
客にとってのフラワーラインって…

当時もフラワーは、ずる賢い互助集団だなんて散々悪口食らってはいたんだけどよ…
山口国男(24期・OB)さんなんて、証人喚問に呼ばれるんじゃねえか?って噂されてたくらいでさ…

そりゃまあ確かに、滝沢(正光/43期・OB)や清嶋(彰一/40期・OB)さんが臨機応変にガンガン駆けてくれたり、その逆だったり…
並びだって臨機応変…
とにかくラインから勝利者出すためには何でもありで、徹底的に団結してたからな。

例えば清嶋さんが初タイトル決めた昭和六十年の立川ダービー決勝なんて、このオレですら今でも吹き出しちゃうくれえ凄まじかったもん。

誘導員まで一致団結しちまったんだから…

あの競走は、初タイトルを狙う清嶋さんに、山口(健治/38期・OB)さん、尾崎(雅彦/39期・OB)さん、滝沢とフラワー4人が乗っかって、誘導員は古林(昭二/46期・OB)。

で、この古林がレース本番で、実質4人目の東京選手として大仕事をしちまうんだよな…

競走内容はっつうと、滝沢がS取ってフラワーが前段、その後別線に押さえられていったん後退。
勝負所に入ったところで、滝沢がイン切りみてえな形で前を押さえ返し、それに合わせて清嶋さん-山口さん-尾崎さんで再び上昇。

赤板あたりで清嶋さんが誘導…
というか機関車役の古林のケツに再度収まるんだ。

さあ、こっからが大爆笑もの。

誘導の古林、それまではキッチリ押さえ先行で、特に別線?(古林は誘導だから、この言い方はちょっと変かもしれねえが、とにかくフラワー以外の連中)がケツについてる時は本当にも~、後ろからフラワーが上がって来やすいように丁寧にペース作ってたのよ(笑)。

なのにさ、清嶋さんがケツに収まったと見るや、追走しやすいよう、さらには後方からの仕掛けにも最大級に警戒しつつ、これ以上はないってくらい丁寧(大笑)にペースを作りながら徐々にスピードを上げて、打鐘からは一気にブン吹かしの最終二角まで大逃げ。

も~目一杯の!

誘導員のメイチの先行なんて、今の時代…
っつうより今後二度とお目にはかかれんと思うけどさグッヘッヘッ…

ほんで、もちろんその後は、古林の番手から出た清嶋さんが、そのままキッチリ、ダービーツモ!
公式の決まり手は「逃げ」だけど、あんなもん誰がどう見たって二段駆けの番手捲りだよな。

前代未聞だろ?
誘導使った二段駆けなんて…

もちろん参加選手と誘導選手が開催中に接触なんて出来ないし、同じ東京同士、阿吽の呼吸でって事なんだけどさ。
でも、まっ、あれには本当笑わせてもらったよ。

そうそう、ただその後、古林は、即刻取調室連行されて尋問と拷問受けたって話だけど、間違いなくあの立川ダービーの影の主役だったよなグッヘッヘッ…
重ねて言うけど、仮にもダービーの決勝で最終ホームを取ったんだから勲章モンだったとは思うぜゲッヒッヒッ…

おっと、いかんいかん。
話がちょっと脱線しちゃったんで元に戻すけど、こんなような競走があれば、そりゃそういう集団だって思われちまうのも仕方ねえ部分はあるかもしれねえよ。

ついでに話すと、あの時のダービー終了後、雀荘で一緒になった競輪好きの客が、こんな風にも話してたしな…

「山口を引っ張ってダービー優勝に貢献した尾崎が一昨年、滝沢使って宮杯優勝。
続くオールスターで、フラワーの仲間入りした菅田(順和/36期・OB)がV…
そんで、去年の千葉ダービーは、滝沢が清嶋に引っ張ってもらって初タイトル。
で、その後、吉井(秀仁/38期・OB)がオールスターV。

となりゃあ今回の立川は、どう考えたって清嶋だよな。
順番から言ってもそうだけど、何よりまだ無冠だったし、フラワー軍団一丸となって絶対勝たせに行くだろうって即思ったよ。

もっともオレだけでなく競輪の客はほとんどみんな同じように思ったろうな。
中野は欠場でいねえし、あとは井上(茂徳/41期・OB)あたりの邪魔さえ入らなきゃ清嶋の優勝で間違いなしって…

でよ、本番じゃ、清嶋はもちろん、山口、尾崎、滝沢と四人が優出決めて、邪魔になりそうな連中は勝ち上がりで全滅。
こうなっちゃうと、もう走る前から頭は完全に確定。
あとはヒモが誰かってだけ。

清嶋の後ろは、山口か尾崎のどっちかで、回った方の2着で決まり。
それこそ展開予想もクソもねえ。

結局、二人はコメントで並びをハッキリ言わなかったんで車券の人気は、清嶋-山口、清嶋-尾崎で五分。
競輪じゃなくて丁半博打みてえなもんだったよ…

で、その丁半博打をやりに客がわんさか押し寄せてな。
オレも含めてさ。
例え安くても当たりの車券が最初からわかってんだから、そりゃみんな行っちゃうよ…

ただ、3番手回ってた尾崎が最後、山口食っちゃったのにはズッコケさせられたけどさハッハッハッ…」

…って具合にここまで言われちまってたんだ。

おそらく、あたりの親父も似たように思ってたんじゃねえのか…

けどな、それでもやっぱオレはフラワーが互助集団だったってのにはノーと答えてえんだ。

もし本当に互助集団だったって言うなら、じゃあなんでオレがタイトル取れなかったんだってことよ。

言っとくけどオレは、特別競輪優出9回も果たした身の上だぜ。

本当にみんなで仲良くタイトルたらい回しで行きましょう、ってことなら清嶋さんの次はオレだろうよ。

仲間どうこうったって最終的にはやっぱり脚なんだ。
脚のあるヤツが勝ち進んで、脚があるからこそチャンスもつかめるし結果も出せるんだ。

脚がなけりゃ、例え古林が誘導の名を借りた機関車役努めて大逃げ打ってくれても、タイトル戦決勝で頭なんて取れるわけねえし、滝沢や清嶋さんの後ろ回ったって百年経っても差せるわきゃあねえんだよ。

もっと言えば、例え番手をもらえたって脚がなきゃ前を差せねえどころか逆にケツから食われちまうってえの。

脚があるからこそ番手が回ってくるんであって、なきゃ永久に順番なんて回って来ねえのさ。

悔しいけどやっぱり脚は山口さん、尾崎さんの方がオレより上だったよ。
例えほんの僅かであったとしても、それでもう順番は回ってこねえ。

フラワーだって番手はやっぱり勝ち取るものでしかねえんだ。

ゆえに安易に互助会的集団に思われても困るってのがオレの正直な気持ちかな。

そんな訳だから上の漫画のセリフは大いに気に入らねえし、ぜひこういう風に直してもらいてえと思うのよ…

な、な、なんなの!
セリフ入れ直した、このマンガ>* ))))><
大ウソつき!!!!
センセェの話も「ふ~ん、なるほど…」
って、チョッピリまじめに聞いてたのに、これ読んだ瞬間、も~なにもかも信用できなくなりました。

ハッハッハッ
本当は、客の思ってる通り単なる互助集団で、オレはたまたまついてなかったってだけの話なんだけどな…

 

ハゲてるタナカの
とってもつまらないざれごと

いや~懐かしいなあ~フラワーライン!
オレが競輪通い始めたのは九州対フラワーの時代。
もう35年以上も前になるなんて信じられない気分だね。

競輪教えてくれた友達が当時こう言って誘ってくれたのよ。

「競輪ってなぁよ、基本談合で決まるんだ!
選手同士が仲間内で相談して順番においしい思いをしようとすんのよ。
だから、可能な限り選手の裏情報仕入れて、誰と誰が仲良くて、誰勝たせようとしてんのかってのがわかりゃ、手っ取り早く金稼げるぜ…」

みてえな事言われてフラワーラインの競走のビデオ見せられたの…

なんとまあ説得力のあったこと。

オレ本気にしたもん!

それでもそいつ曰く、

「でもな、九州はちと違うんだ。
特にあの中野、井上!
あいつら二人は直線入ったらもう親も子もねえってくらいの意地汚さだからよ…」

まっ、完全に間違ってるとまでは言えないけど正しくはないよね(笑)

それに、そんな簡単なもんじゃねえってのは、毎日競輪通ってらいやでも気づくんだけどさ…

いや~当時は本当冗談抜きに毎日行ったもんな~。

立川、京王閣、西武園、大宮…

この4場だけで、年間通してほぼ毎日どっかしらで開催してたもん。
しかも、オレ自身ちょうど無職の頃だったし。

でもなんで、そんなにはまれたかって言ったら、友達の言い草はさておき、やっぱ九州対フラワーの戦いってのは面白かったのよ。

両陣営だけでなく、勢力的にやや劣る中四国や中近の選手たちが間隙つこうとする形でのタイトルの取り合いに、も~しびれちゃってさ…

それに当時は格闘技競輪でしょ。

あの凄まじい競り合いには、本当に興奮したわ。

今と違って、番手は戦って一枚一枚上げていくものってとこにもロマンを感じたかな…

とにかく幸運でした。
無職の時に競輪教えてもらえて、その時、中野さん、井上さんがいて、そしてあのフラワーラインがあって…
気づいたらそれがいつしか飯のタネになって…

もし、それが無かったらオレは今頃どんな人生送ってたのかな…

オッシ!
今度もし生まれ変われたら、競輪するのだけは絶対やめとこ!

【今回は、いつも以上に話を盛り、ウソ八百を思い切り散りばめた記事内容であることをご了解くださいませ。特に古林昭二さんという方は架空の人物でございます】