SR66話『平原康多のダービー優勝!』

みなさま、前回は、大宮&西武園記念につぐ輪界さいだいきゅ~のビッグイベント、『日本選手権け~りん』をコケにしたような発言、たいへんも~しわけありません。
われらが平原康多せんしゅが優勝~しちゃいました。
スーパースターの復活です!

マンガ

マンガ

西武園OB 関優勝(37期)

未来を左右する これまでの生き方

平原にとって、今回の優勝は本当にでかかったと思うぜ。

「平原も、そろそろ…」

ってイメージも客の中にできつつあった中、それを一気に吹き飛ばしたもんな。

大宮か西武園の記念をどちらかでも取ってりゃ、そのイメージを薄めることはできてたと思うんだけど失敗しちまったろ。
さらにそのイメージ進めちまった感があったからな。

さて、マンガと繰り返しになっちまうが、トップスターへの返り咲きどころか、これで一気に今年の主役だ。

グランドスラムにGP。
客の頭の中は180度逆転だよな。

「今度こそ!」

って風にさ…

まあ、どっちも「ご縁が有るか否か」って範疇(はんちゅう)のものだから どうなるかわかんねえけど、ここで今までの平原の生き方が大きく生きてくるかもしんねえ。

常にラインを優先って生き方が。

昔、滝澤(正光/43期・OB)が、オレにこんなこと言ってたよ。

「自分は競輪は個ではなく9人で走るものって思ってるんです」
「大きな結果を上げられたのも、そのおかげだったと思ってます」

ふっかーい!

でも、それってホントにそうかも
あたしも、それ「いましめ」にしよ

まっ、おまえの場合は良くて4番手か、序盤のウマって程度のポジションしかねえだろうけどな(笑)
今は「トップ引き」も無えしよ…

いーの!
あたしは、ちっちゃな しあわせでも…

 

新井剛央

人間力!

まずは平原選手、日本選手権優勝おめでとうございます。

冠通り日本選手権ですから日本一ですね。
賞金も今年は約9000万、、、驚きです。

それに見合った努力もそうですが、彼の人柄もレースに生きたと思います。

一番の夢!

決勝メンバーは、吉田拓矢選手率いる、茨城、埼玉ライン。

G1初決勝の勢いがある小林泰正選手率いる上信越ライン。

単騎勢もS級S班の古性選手、山口選手、清水選手、無傷の3連勝で決勝を迎えた千葉の岩本選手と何処からでも狙える組み合わせでした。

そしてレースの方は、吉田選手が見てる方は簡単に見えるが、ここしかないって所で行ってくれました。

残り一周はほとんど平原しか見てなかったのですが、見てて力入りました。

彼が以前に

「グランプリはオマケみたいなものなので、日本選手権を取りたいんです」

って言ってたのを鮮明に覚えていたのでとても嬉しかったですね。

10年守り続けたS班を明け渡してまたカムバックするという流石でした。
この勢いで残りのG1も頑張ってもらいたいです。

 

白岩大助

オレ達の英雄!

まずは平原選手おめでとうございます!

競輪選手としての1番の目標であった『日本選手権競輪』の優勝、遂に叶いましたね。

昨年4月の武雄記念で肩甲骨を骨折、同じ開催そして宿舎では2人部屋、あの準決勝戦での怪我を目の当たりにして、とても心を痛めました。

しかしここまで幾度となく大きなケガをしても、いつも年末にはグランプリに乗っている。
強い選手は身体が丈夫だと言われますが平原選手もまさにそれでした。

若かりし頃から完成された自在選手、縦脚はもちろん横の捌きも超一流。

そんな選手は競輪界でも稀有な存在であり、武田豊樹選手とはゴールデンコンビと称され、これまで8つのタイトルを獲り最強の競輪選手の名を馳せて来ました。

挑戦につぐ挑戦

しかし時代の流れと共に脇本雄太選手をはじめ、ナショナルチームで世界と互角に戦える競輪選手が現れる事により競輪がハイスピード化、それに加えて平原選手のような完成された若い自在選手がたくさん現れました。
古性選手、郡司選手、松浦選手、清水選手…

ですが、平原選手も負けてはいません。
タイトルを獲っても、さらに強くなるためにトレーニングや自転車を常に研究し進化を続けました。

凡人の私からしてみたら、頂点に立ったら守りに入ってしまうものかと思いますがそれではダメだと。

それがあの位置を守り続けてこられた大きな理由なのでしょう。

関東みんなで さらに飛躍だ!

今回の『日本選手権競輪』の前に昔の良かった頃の乗り方の映像を見て10年前のフレームに戻して大会に臨んだとありました。
今までであれば毎回いろいろ研究して作った新しいフレームで戦ってるイメージがありますが今回は違いました。

それもまた自分を見つめ直した今までと違う進化だったのかも知れません。

タイトルホルダーだけでも神山選手、後閑選手、武田選手、長塚選手たちと一緒に約20年に渡って関東を最前線で引っ張って来ました。

時代と共に競輪界の勢力図も大きく変わり関東でひとり孤軍奮闘とも呼ばれるような状況が続きましたが、吉田拓矢選手や宿口陽一選手、そして眞杉匠選手が関東のタイトルホルダーに加わり、その他にも多くの若手選手が育って来ました。

流石に若い頃の縦足には陰りが見えるのは年齢的に当然のことですが、もう1つの彼の大きな武器である横の捌きをこれからは追い込み選手にシフトして最大限に発揮してもらいまだまだタイトルを獲ってもらいたいと思います。

今まで育てて来た関東の後輩たちがようやく芽を出し花を咲かせ始めました。
ここからが平原康多の収穫の時期。

彼の輝かしい第2章が始まります!

祝!日本選手権優勝 平原康多
B面ざれごとはこちら

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