106話 長谷川辰徳『猛暑も楽し?』

さて、みなさま!
「ひたいに汗して…」
なんてフレーズがありますけど、ほとんどかたたちが、今まさに そんな状態なのではないでしょうか?
毎日、ホントくそあついですもんね〜…
長谷川せんしゅも あたしも、もちろん そのひとりです…

長谷川辰徳

長谷川辰徳

 

西武園OB 関優勝(37期)

現役でしか味わえない爽快感

ハッハッハッ!
現役の連中は、この連日のクソ暑さ、本当にご苦労なこったよな。

でもよ、オレらの頃は今みてえに当たり前にナイターがあったってわけでもねえし、練習だって屋外が中心。
まさに屋外労働者としての王道を歩んでたんだから、それに比べりゃ幸せだと思うぜ。

客の方だってよ、ノミ屋を使わない限りはカンカン照りの現場に行く以外 車券を買うことはできなかったし、やられちまったらまた暑い中を干からびた状態で歩いて帰らにゃならなかったんだから隔世の感があるわな。

とはいえ、夏場のシャワーやビールが最高ってのは昔っから一緒は一緒。
長谷川もベテランだから記憶があるかもしんねえけど、昔は宿舎でけっこう飲めたかんな~。
競走終わって一風呂浴びてビールをグビグビ…

翌日に酔っ払い運転になることなんて屁とも思わなかったっけ…
オレから買うバカがいようがいまいが知ったこっちゃなかったし…

ただよ、それでも夏場の1着ってのは やっぱ気持ちが良かったな。
もちろん、どのシーズンでも1着ってのは気持ちのいいもんなんだけど、夏場ってのは、また一味違うんだ。

ゴールした後、ドバーっと汗が出るだろ。
でも、1着の快感がその大汗を思い切り爽やかに感じる汗に変化させてくれんだ。
逆に、飛ばされた時のゴールの汗はもう不快極まりないものになってさ…

きっと、こういう感覚だって今も昔もそう変わんねえと思うんだ。

長谷川、今年の夏もこの気分をどんどん味わってくれよ。

扇風機やビールなんて、ジイさんになってからも十分味わえる程度のもんなんだからよ、がッハッハッハ!

白岩大助

めざせ300勝!

長谷川選手はここ数年はケガなどによって成績を落としていますが、もともとは力のある選手で体格を活かした先行捲りによって活躍し、A級1.2班戦の決勝に一緒に乗った事もあります。

最近は弟子を迎えて一緒に練習に励んでいるようでモチベーションも高いと思います。

7月からは埼玉支部の幹事の一員となり、この先一緒に支部運営に協力してもらっています。
7月23日現在、289勝しており300勝目の前です。

ここからの更なる活躍期待しています!

 

新井剛央

危機を乗り越え

長谷川君は、前期(1月から6月)の平均評価点で代謝の危機にある選手でした。

6月の地元西武園でのF2戦、目標とする選手(埼玉123期、佐藤譲士郎)が良かったというのもありますが、しっかりと番組と展開を生かして初日1着。
2日目は、初日同様に目標とした佐藤選手が不発になりながらの3着と、見事決勝進出を果たし、代謝の危機をまぬがれました。

競輪選手養成所を目指す弟子も見ているそうですし、年齢的にはベテランの域に入りましたが、まだまだ諦めずにこれからも頑張ってもらいたいです。

 

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