108話 和田禎嗣『すべっても ころんでも!』

みなさま、ごきげんいかがですか?
えっ、車券が はずれっぱなしで落ちこんでる?
あのさ~、今回ご登場~の和田選手なんてレースで大ケガしても、いつもめげずにがんばってるんですよ。
「はずれたくらいが何なのさ!」

和田禎嗣マンガ

和田禎嗣マンガ

 

西武園OB 関優勝(37期)

ケガってのは大変だよな…

以前、ネットで読んだ記事によると、和田は今年2月に落車して、上半身かなりの箇所を骨折したんだそうだ。

なのに、3ヶ月チョイで復帰ってんだろ。
大したもんだと思うぜ。

そんな状況だったと知ったうえで、今の成績ながめると、なかなかのもんって言ってもいいんじゃねえのかな。
相当、がんばってるんだろうな…

でも、逆に言えばケガが無けりゃ優勝戦線走っててもおかしくねえってことだから、やっぱ不運は不運ってとこか…

まっ、それでも明るく元気に日々の労働に励んでるんだからオレ達も応援してやらんとよ。

「和田! スケート出身らしいけど滑るのはほどほどにな!」

オレ同様、頭の方も本当に滑りやすそうだけどさ、ハッハッハッ!

「すべる」
って、い~意味で言ってんならい~けど、わるい意味だとスケート選手時代も すべってころんでばっかだったってふ~に聞こえちゃうよ

ヘアスタイルだってさ、あたしは けっこ~似合ってると思うけどね!
元がやさしい顔立ちのせいか、バランスがい~じゃん

う~せ~な~!
頭の方はさておき、スケートなら「華麗に滑る」って意味合いの方が強いだろ!
けど、競輪は、いついかなる時も滑らねえほうがいいって話!

あっ、そっ!
なら、い~けどさ…

あっ、そうそう!
ねんのためですけど和田選手、スケートといってもフィギュアじゃないですからね
スピードスケートの ほ~ですよ

おまえよ~
あんな顔なんだぞ!
フィギュアなんて想像するトンマがいるか!

ハッハッハッ
すいません
こんな顔で…

たいじょうぶ!
丸ボーズヘアが好きな女性ってけっこ~多いですよ♡

おりゃあ大キライだけどな!

そりゃあ そ~でしょ~ね!
何ごとも、つねにボーズでおわってる人じゃさ(笑)

 

新井剛央

再び上に!

和田選手は、元々北海道出身で、中学高校とスピードスケートの選手でした。
全国大会で優勝するなど輝かしい戦歴の持ち主です。

競輪選手になってからもキレのある捲りで上位競走でも活躍出来る選手です。
少し大きい怪我が多く、その度に長期欠場を余儀なくされていますが、脚自体は充分S級でも活躍出来ると思います。

余談ですが、趣味が釣りでよく色々なところに行くそうです。
彼の凄いところは釣って終わりではなく、料理がとても上手だそうで、普段家族や知人を呼んでパーティをしたり、普段の食事も作っているそうです。

全く出来ないから私から言わせてもらえばとてもよく出来たお父さんですね笑

 

白岩大助

バンクの外では長距離型

和田選手は副支部長が経歴を説明してくれてますが、スピードスケートのエリート選手でした。

しかしスケートに限界を感じ将来を考えた時、既に競輪界で活躍していた従兄弟である藤田竜矢選手(88期・埼玉)を頼って競輪選手という道を目指しました。
ポテンシャルはとても高くS級上位でも活躍できるだけの能力はあると思います。

度重なるケガにも悩まされて来ましたが、何より性格がとっても優しいところがレースにも出ているのでしょう。
もっとガツガツした方が成績も上がると思いますが、それを含めて彼の良いところですね。

前期まで支部の幹事も勤めてくれて支部運営を支えてもらいました。
とにかくナイスガイです!

余談ですが北海道出身の彼は釣りをするのに車で長距離の移動は苦にならないようで

「実家からちょっと釣りに行って来ました!」

って言うので聞いてみたら、なんと500kmの移動も余裕だそうです。

東京→大阪間にも匹敵するこの距離を

「ちょっと」

だと言えるのは広大な北海道という地で生まれ育った彼の性格の『おおらかさ』の原点なのだと思います!

 

B面はこちら